コトラは、金融業界に特化した転職エージェントです。業界では名の知れたサービスですが、悪い評判がないか、登録すべきか気になりますよね。
このページでは、他の転職エージェントと比較しながら、メリットデメリットを網羅的に解説。最後まで読めば、使うべきか否かを判断できます。
コトラの特徴まとめ
- 東京近郊の求人が9割以上
- 金融業界への転職支援に強い
- 年収800万円以上の非公開求人が多い
コトラは、東京近郊における年収800万円以上のハイクラス層への転職支援に強みを持った転職エージェントで、特に金融業界においては最大手ポジションを確立しています。
それこそ、証券/銀行/投信投資顧問/PEファンド/不動産ファンド/VC/保険業界はもちろんのこと、FASのようなアドバイザリーのハイクラス求人を多数保有。
また、金融以外にもコンサル業界・IT/WEB・製造といった業界のハイクラス求人を取り扱っており、保有求人全体の約97%が非公開案件で、その半分以上が年収800万円越えですね。
【公式】https://www.kotora.jp/
コトラの基本情報 | |
タイプ | 転職エージェント、サイト |
得意業界 | 金融・コンサル |
対象地域 | 東京近郊(9割),大阪,名古屋,福岡,海外 |
求人件数 | 21,973件(うち21,586件が非公開) ※年収800万円以上の求人は12,007件 |
運営会社 | 株式会社コトラ |
Pマーク | あり(確認はこちら) |
認定 | 優良職業紹介事業所認定(確認はこちら) |
公式サイト | https://www.kotora.jp/ |
金融業界で転職するならおすすめ
コトラは金融業界で転職するならおすすめです。私も過去2回ほど使っていますが、魅力的な案件が多く、担当者のレベルも高いので安心して相談できます。
アドバイザーに付加価値を感じたのはコトラだけ
いくつか転職エージェントを利用しましたが、アドバイザーに付加価値を感じたのはコトラだけでした。
求人を紹介するだけでなく、職務経歴書のPR欄に記載した方が良い内容から面接対策まで、親切に教えていただきました。
他転職エージェントとの比較
ハイクラス向け転職エージェントの利用者満足度の調査結果、コトラの総合評価は「圏外」という結果となりました。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | コメント | 詳細解説 |
1位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 4.3/5.0 |
ハイクラス専門で圧倒的な実績 専門性の高いコンサル複数人が提案 |
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2位 | ランスタッド | ★★★★☆ 4.2/5.0 |
世界最大規模の外資系転職エージェント 外資系企業の年収800万円以上求人に強い |
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3位 | リクルートエージェント | ★★★★☆ 4.1/5.0 |
取引企業数No.1の圧倒的求人数 グループ選りすぐりのアドバイザー力 |
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4位 | エンワールド | ★★★★☆ 4.0/5.0 |
東京近郊の外資特化(年収800~2,000万円) 職業紹介優良事業者の認定あり |
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5位 | ロバートウォルターズ | ★★★★☆ 4.0/5.0 |
外資系・グローバル企業に特化 30~40代管理職から人気が高い一社 |
6位以降のランキング表(タップで開く)
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | コメント | 詳細解説 |
6位 | クライス&カンパニー | ★★★☆☆ 3.9/5.0 |
IT業界の管理職・スペシャリストに強い 国家資格保有のアドバイザーが担当 |
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7位 | マイナビエージェント | ★★★☆☆ 3.8/5.0 |
首都圏近辺の日系大手企業に総じて強い 管理職からスペシャリストまで豊富に保有 |
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8位 | dodaエージェント | ★★★☆☆ 3.7/5.0 |
高年収帯の公開求人数No.1 実績豊富なアドバイザーが多数在籍 |
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9位 | エグゼクティブボード | ★★★☆☆ 3.7/5.0 |
エグゼクティブに特化 日系上場企業・事業会社への転職に強い |
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10位 | ISSコンサルティング | ★★★☆☆ 3.7/5.0 |
中小規模のためやや求人数は少ないも、 外資系企業への転職者からは評価が高い |
金融業界においては一定のポジションを確立しているものの規模がそう大きくないこともあり、求人数や対応レベルといった観点で、大手の有名どころには及ばずとなりました。
次章では、実際にアンケートやSNSで散見された口コミを元に、コトラのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
- 良い口コミ評判・メリット
- 金融業界の好条件求人が多い
- ニーズを理解した求人提案をしてくれる
- 担当者が粘り強くサポートをしてくれる
- 悪い口コミ評判・デメリット
- 東京近郊以外の求人数が少ない
- アドバイザーの対応がよくなかった
悪い口コミ評判・デメリット
コトラには、金融業界やコンサル業界におけるハイクラス求人に定評がある一方で、ネガティブな口コミも一部あるのでご紹介していきます。
- 東京近郊以外の求人数が少ない
- アドバイザーの対応がよくなかった
悪い評判・デメリット①
東京近郊以外の求人数が少ない
デメリット一つ目は「東京近郊以外の求人数が少ない」ということです。実際、コトラの求人数を調査してみても、そのほとんどが東京都のものでした。
そのため、大阪や名古屋、地方エリアで登録をしてしまった方だと「あまり求人が紹介されない」というように不満を抱えるケースが多く見られました。
求人数豊富と聞いていたのに…
ハイクラス求人が豊富にあると聞いて登録をしたのですが、大阪だと全然ありませんでした。めぼしい求人があったら紹介しますと言われたっきりです。
東京都にしか求人がないらしい
名古屋在住です。金融やIT系での転職に強いと伺ったので登録したのですが、魅力底な求人はご紹介いただけませんでした。
このように、東京以外の地域で求人を紹介してもらおうとしても、目ぼしい求人を持っていないことがあるので、東京以外の場合は、大手のJACリクルートメントを利用するようにしましょう。
悪い評判・デメリット②
アドバイザーの対応がよくなかった
デメリット二つ目は「アドバイザーのヒアリング力や提案力が今ひとつだった」というサポートの質に対する不満が挙げられます。
コトラでは金融やコンサル業界といった分野ごとに担当者が分かれ、経験豊富なアドバイザーがいる一方で、中には対応の質が悪い担当者も紛れているようです。
アドバイザーのヒアリング力提案力も今ひとつ
アドバイザーのヒアリング力提案力も今ひとつ。
アドバイザーからの話で驚いたこと。うちは候補者ベースで求人を探していないので!とのコメント。このコメントからも分かる通り右から左に系の人材紹介会社です。キャリアの相談とかできるかもと思わない方がいいです。
引用元:GoogleMaps
自分本位な対応には非常に残念
何人かのエージェントの方と話をしたことがありますが、T.U.氏の自分本位な対応には非常に残念な体験であったと言わざるを得ません。
案件紹介メールに「ご質問などございましたらお気軽にお知らせください。」て書いてあるのですが…。事実とは異なるようですのでお気を付けください。
引用元:GoogleMaps
だんだん放置されて紹介してもらえなくなる
はじめのうちはたくさん求人を紹介してもらえるが、だんだん放置されて紹介してもらえなくなる。企業との面接スケジュール調整も本当にやっているのか疑わしい。
良いエージェントもいると思うが、私についたエージェントは、あまり信用できないと思った。
引用元:GoogleMaps
このように、担当キャリアアドバイザーの対応力に関するネガティブな口コミは、どの転職エージェントでも一定は見られるのですが、コトラも例外ではありません。
もちろん、大半のアドバイザーは親身に対応してくれるので、たまたま担当者が信頼できないタイプの方だったら、変更を依頼するようにしましょう。
次章ではそんなコトラのメリットについて良い口コミを参照しながら紹介していきますね!
良い口コミ評判・メリット
ここではコトラの良い口コミ評判からわかるメリットについてご紹介していきます。
- 金融業界の好条件求人が多い
- ニーズを理解した求人提案をしてくれる
- 担当者が粘り強くサポートをしてくれる
良い評判・メリット①
金融業界の好条件求人が多い
メリット一つ目は、「金融業界の好条件求人が多い」というものです。実際に、サイト上で保有求人数を調査できる大手転職エージェントと比較しても、迫る勢いにありました。
検索条件を「東京都・金融業界・年収800万円以上」とすると、dodaエージェントが圧倒的なのですが、大手のリクルートエージェントに対しても迫る勢いです。(他にもハイクラス帯だとJACリクルートメントも大手で有名なのですが、非公開求人数が公開されておらず都道府県別に検索ができなかったので省略しております。)
そのため、口コミをみても、大手と遜色のないハイクラス求人を紹介してもらえた、といった内容が多く寄せられていました。
大手と比べても遜色のない求人量
コトラさんには条件に合ったハイレベルな求人をたくさん紹介していただきました。結局は別のエージェント経由でご紹介していただいた会社に決めましたが、大手と言われるJACやリクルートと比べても遜色なかったように思います。
好条件なハイクラス求人が多い
金融系といえばコトラやアンテロープが有名なので転職を検討するたびに毎回利用しています。コトラさん経由で入社を決めたことはないのですが、好条件なハイクラス求人が多いイメージです。
このようにコトラは、もともと「金融業界×ハイクラス」という軸に特化して創業したこともあり、金融業界における高年収転職では一定のポジションを確立しています。
それこそ求人の総数では大手には及ばない点もありますが、年収1,500万円を超えるようなエグゼクティブ求人や高いマッチングには定評があるので、気になる方はぜひ一度相談してみてください。
良い評判・メリット②
ニーズを理解した求人提案をしてくれる
二つ目のメリットは「担当アドバイザーがニーズを理解した求人提案をしてくれる」というものです。
在籍アドバイザーは業界、職種ごとに担当が分かれ、転職希望者だけではなく企業側も見ているので、経歴やニーズを理解したうえで求人を提案してもらえます。
ニーズを汲んだ求人提案をしてくれました
担当者が私のニーズを汲んだ求人提案をしてくれました。それこそ大手企業から勢いのあるベンチャー企業まで幅広く紹介してくれ、最終的には希望以上の条件で内定をいただき、納得のいく転職ができました!
企業側のニーズをよく把握している
担当者のレスポンスが早いです。興味ある内容を伝えると迅速に動いてくれます。また、実績が多いためか企業側のニーズをよく把握している印象がありました。選考のアドバイスも的確で参考になります。
アドバイザーが業界出身のプロばかり
在籍しているアドバイザーが業界出身のプロばかりなので非常に頼りになります。他の候補者と差別化するためのポイントといった選考対策はもちろん、中長期のキャリアアドバイスなども親身にしていただきました。
このように、コトラは業界知識に富んだアドバイザーが担当してくれるので、企業側と求職者側のニーズを的確に理解したマッチングを実現しています。
また、以下のように、業界ごとに在籍しているアドバイザーのレベルを確認することもできるのですが、経歴豊富な担当者が多いことが伺えます。(アドバイザー紹介ページはこちら)
※名前と写真はプライバシーの観点から隠しています。
良い評判・メリット③
担当者が粘り強くサポートをしてくれる
メリット三つ目は「担当アドバイザーが粘り強くサポートをしてくれる」というものです。
転職エージェントによっては、求人をただ紹介するだけの付加価値がないところも一部ありますが、コトラの口コミを見るに、寄り添ってサポートをしてくれたという意見が多くありました。
優しく粘り強くサポートしてくれました。
仕事内容、年収やポジションともに満足ができる企業に内定をいただけました。最初はなかなか選考が通過せず苦戦していたのですが、アドバイザーの方が優しく粘り強くサポートしてくれました。
細かい特徴から内情、それから選考のアドバイスもいただけた
元々転職先として考えていた候補がいくつかあったので相談したのですが、細かい特徴から内情、それから選考のアドバイスもいただけたので、短期間でスムーズに転職ができました。金融系なら間違いなくおすすめできる転職エージェントです。
このように、親身に転職支援をしてくれることで転職活動がずっと効率的に進むようになるので、丁寧にサポートしてくれる担当者がいることは大きなメリットです。
次章では、ここまでご紹介したコトラのメリットとデメリットを踏まえて、利用をおすすめできる人の条件について整理していきます。
結論|こんな人におすすめ
ここまでの口コミ評判からわかった、コトラのメリットとデメリットを再掲すると、以下のようになります。
- 金融業界の好条件求人が多い
- ニーズを理解した求人提案をしてくれる
- 担当者が粘り強くサポートをしてくれる
- 東京近郊以外の求人数が少ない
- アドバイザーの対応がよくなかった
ここまで紹介してきた特徴をまとめると、担当者にはややあたりハズレがあるものの、東京近郊の金融業界には強く、好条件なハイクラス求人を集めるために外せない1社と言えるでしょう。
↓に該当する方であればぜひ利用しましょう。
- 東京近郊かつ金融業界での転職を検討
- 現段階で最低でも年収が800万円以上ある
利用は無料なので、どういった求人案件が紹介可能かを知るためにも、気軽に相談してみてください。
【公式】https://www.kotora.jp/
ただ、紹介求人数は、JACリクルートメントやビズリーチと比較してしまうと「やや物足りない..」という意見があったので、併用することをおすすめします。
なにより、より良い求人を見つけるためには転職サービスは複数併用すべきなので、他にも次で紹介するような転職エージェントもチェックしていきましょう。
ハイクラス転職サービス一覧
転職エージェントにも得意不得意があるので、保有求人や取引実績によって、あなたが志望する業種・役職に強いかどうかで使い分けられると理想です。いくつか併用して提案求人やサポートの質を比較していきましょう。
志望業種・役職で選ぶ転職エージェントおすすめ | |
スカウトサイト | |
外資系/グローバル | |
M&A/ファイナンス | |
IT/WEB/AIエンジニア | |
役員/エグゼクティブ | |
20代前半/第二新卒 |
迷ったら大手の「JACリクルートメント」や「リクルートエージェント」に登録しましょう。各業種ごとにいくつもの専門チームが分かれているので、あなたの経歴をもとに転職全般のサポートと非公開求人の紹介をおこなってくれます。
現時点で年収600万円以下なら
高年収に特化した転職エージェントだと、経歴によっては「紹介できる求人がない」と断られる可能性があります。そのため、幅広い年収層の求人を保有している大手転職エージェント(リクルートエージェントやワークポートなど)を使うようにしましょう。
スカウト型のハイクラス転職サイト
ハイクラス層の転職では、ヘッドハンティング型サイトにも登録して、いつでも”企業から”スカウトが届く状態にしておきましょう。余談ですが”求人数”は気にしなくて構いません(中小規模エージェントが社名非公開で大量に傘増ししているので)。
順位 | スカウト型転職サイト | 評価 | 基本 | 個別解説 | ||
総合評価 | 取引企業数 | 企業ブロック | Pマーク | |||
1位 | ビズリーチ | ★★★★☆ 4.1/5.0 |
1.7万社 | あり | あり | |
2位 | リクルートダイレクトスカウト | ★★★☆☆ 3.9/5.0 |
非公開 | あり (10社まで) |
あり | |
3位 | doda X | ★★★☆☆ 3.7/5.0 |
非公開 | あり | あり | |
4位 | ミドルの転職 | ★★★☆☆ 3.6/5.0 |
非公開 | あり | あり |
迷ったら、ビズリーチに登録しておけば十分です。企業ブロック機能があるのでバレにくく、人気のヘッドハンターを選ぶこともできるのでおすすめです。
外資系/グローバルに強い転職エージェント
外資転職に強い転職エージェントは下記の通りです。近年のDXバブルによって外資系企業(特にITコンサルティング)は採用拡大しているので年収を比較的上げやすい分野です。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | 必要年収 | コメント |
1位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 4.11/5.0 |
600万円 以上 |
外資転職の高年収求人に強い 専門性の高いコンサル複数人が求人提案 |
2位 | ランスタッド | ★★★★☆ 4.04/5.0 |
800万円 以上 |
世界最大規模の外資系エージェント 外資系”IT企業”のハイクラス求人に強い |
3位 | エンワールド | ★★★★☆ 4.09/5.0 |
600万円 以上 |
東京近郊の外資特化(年収800~2,000万円) 職業紹介優良事業者の認定あり |
外資系企業となると、英文レジュメが必要であったり、面接がやや風変わりだったりと、特別な選考対策が必要になるので、専門性の高いエージェントを活用して有利に進めましょう。
JACリクルートメントはハイクラス全般に強く、外資系求人が豊富にあります。ランスタッドとエンワールドはそもそもが”外資系専門”なので高いノウハウに期待できるでしょう。
M&A/ファイナンス業界に強い転職エージェント
M&A、ファイナンス業界の転職に強い転職エージェントは下記の通りです。経営戦略やファイナンスといった上流職務の転職は、専門的なエージェントを使いましょう。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | コメント | 詳細 |
1位 | ヤマトヒューマンキャピタル | ★★★★☆ 4.12/5.0 |
M&A業界の転職支援数No.1 経営×ファイナンス領域の支援に強い |
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2位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 4.06/5.0 |
ハイクラス転職全般に強い 専門性の高いコンサル複数人が求人提案 |
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3位 | ムービン | ★★★★☆ 4.03/5.0 |
コンサル業界の転職支援数No.1 経営、金融アドバイザーを目指すなら |
経営戦略やファイナンスに特化した職種であれば、YHC(ヤマトヒューマンキャピタル)は外せません。また、M&A仲介や戦略コンサルであればムービンがおすすめです。
もし現時点で、転職先の職種や業態を決めておらず、幅広くキャリアを検討したければ、全体をカバーしているJACリクルートメントに相談してみましょう。
IT/WEB/AIエンジニアに強い転職エージェント
IT/WEBエンジニアのハイクラス求人に強い転職エージェントを紹介します。近年では、IT人材の需要拡大に伴って転職しやすく、給与も上がりやすい傾向にあります。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | 必要年収 | コメント |
1位 | レバテックキャリア | ★★★★☆ 4.06/5.0 |
600万円 以上 |
エンジニア専門の転職サービス 保有求人の70%が年収600万円以上 |
2位 | ランスタッド | ★★★★☆ 4.04/5.0 |
800万円 以上 |
世界最大規模の外資系エージェント 外資系”IT企業”のハイクラス求人に強い |
3位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 4.02/5.0 |
600万円 以上 |
ハイクラス転職全般に強い 専門性の高いコンサル複数人が求人提案 |
業界出身のアドバイザーが、専門性の高いサポートをしていることで定評のあるエージェントを抜粋しました。
- スペシャリストとして専門性を高める
- 経営側(CTO、開発部長)
- 事業側(PM、事業責任者)
上記のように「どのようにキャリアを積み上げていくべきか」といった方向性に悩むことが多いので、幅広い支援実績のある経験豊富なアドバイザーに相談するようにしましょう。
管理職/エグゼクティブに強い転職エージェント
ここでは企業の管理職、あるいは上級管理職(執行役員、CXO)であるエグゼクティブに強い転職エージェントを紹介していきます。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | 必要年収 | コメント |
1位 | JACエグゼクティブ | ★★★★☆ 4.11/5.0 |
800万円 以上 |
スタートアップ、ベンチャー、大手企業 と豊富に案件を取り揃えている |
2位 | リクルートエグゼクティブ | ★★★★☆ 4.09/5.0 |
600万円 以上 |
取引企業数No.1の圧倒的求人数 グループ選りすぐりのアドバイザー力 |
3位 | dodaエグゼクティブ | ★★★☆☆ 4.01/5.0 |
600万円 以上 |
高年収帯の公開求人数No.1 実績豊富なアドバイザーが多数在籍 |
基本的に、管理職やエグゼクティブの求人案件はコンフィデンシャルなものが多く、非公開求人として一部のエージェントに人材紹介を依頼するケースが多いです。
そのため、各社ごとにそれぞれ違った求人を持っているので、いくつか登録して定期的に案内をもらうことをおすすめします。
20代前半/第二新卒からハイクラスを目指すなら
ここでは20代前半(第二新卒)のうちからハイクラスを目指している方におすすめの転職サービスを紹介していきます。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | コメント |
1位 | ビズリーチ | ★★★★☆ 4.11/5.0 |
大手スカウトサイト 20代から第二新卒向け求人も多い |
2位 | Assign | ★★★★☆ 4.04/5.0 |
キャリア診断・価値観診断あり AIが最適な職種や業界を教えてくれる |
3位 | AMBI(アンビ) | ★★★★☆ 4.01/5.0 |
大手エングループ運営! 求人数最多の20代若手向け転職サイト |
いずれも、20代からハイクラスを目指せる転職サイトです。それぞれ強みとしているところが異なっているので、利用してみてください。
特に、2位のAssignは、独自のキャリア診断があり、あなたの価値観をもとに年収を伸ばしやすい職種や業界、具体的な企業名を教えてくれるのが魅力です。
そのため、新卒で入社して数年経ち「このまま今の会社にいて良いのだろうか」と葛藤を抱えている第二新卒の方にもおすすめできます。
よくある質問・転職ノウハウ
最後に、よくある質問と転職ノウハウをFAQ形式で整理しました。少しでもお役に立てれば幸いです。
- 転職エージェントはなぜ無料?
- 転職エージェントのメリットは?
- 企業が転職エージェントを利用するメリット
- 転職エージェントの仕組みは?
- 転職エージェントは複数利用すべき?
- 転職エージェントは何社利用すべき?
- 転職エージェントに登録したら会社にバレる?
- 転職エージェント利用の流れ
- 転職エージェント活用ポイント
Q. 転職エージェントはなぜ無料?
職業安定法によって「求職者から手数料や報酬を受けてはならない」と定められているからです。
(手数料)
第三十二条の三 第三十条第一項の許可を受けた者(以下「有料職業紹介事業者」という。)は、次に掲げる場合を除き、職業紹介に関し、いかなる名義でも、実費その他の手数料又は報酬を受けてはならない。
一 職業紹介に通常必要となる経費等を勘案して厚生労働省令で定める種類及び額の手数料を徴収する場合
二 あらかじめ厚生労働大臣に届け出た手数料表(手数料の種類、額その他手数料に関する事項を定めた表をいう。)に基づき手数料を徴収する場合
○2 有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。ただし、手数料を求職者から徴収することが当該求職者の利益のために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、同項各号に掲げる場合に限り、手数料を徴収することができる。
引用元:職業安定法32条の3第2項
上記のように、一部の例外を除いて、有料職業紹介事業者(転職エージェント)は、求職者(仕事を探している人)から、手数料を受け取ってはいけない決まりがあります。
Q. 転職エージェントの仕組みは?
採用された場、採用企業から報酬を受け取る仕組みです。その金額は『想定年収の2~3割ほど』にあたり、年収500万円で転職させると100~150万円が支払われることになります。
一見、高い金額に見えるものの、転職エージェントが候補者を集めて提案までしてくれるため、「より募集要項に合った人材を工数をかけずに採用できる」という利点から、積極的に人材募集している企業であれば必ず利用しています。
そのため、転職エージェントにとっては、最優先されるべき取引相手は採用企業なので、信用しすぎないように注意してください。
Q. 転職エージェントを使うメリットは?
転職エージェントのメリットを一言で言うと「転職の成功確率があがること」で、具体的には下記2点です。
①好条件な求人を紹介してもらえる
一般的に、転職エージェントの方が、求人サイトよりも求人数が多いです。さらに転職エージェントの場合、一般には公開されていない「非公開求人(好条件なことが多い)」まで取り扱っているので、条件が良い傾向にあります。
②転職のプロからサポートを受けられる
転職エージェントであれば、キャリアアドバイザーから、以下の転職サポートを受けられます。
- キャリア相談
- 希望条件に沿った求人提案
- 選考対策(書類添削、面接練習)
- 受けた選考のフィードバック
- 年収交渉
上記のサポートを受けることができて、さらに求人の数も質も多いので、利用するだけで転職活動そのものが有利になるというのが圧倒的メリットです。
Q. 企業が転職エージェントを利用するメリット
より募集要項に合った人材を、工数をかけずに採用できることです。採用しない限り費用が発生しないので、リスクがありません。
- 無名企業でも応募が集まる
- 採用しない限り費用が発生しない
- 転職エージェントが募集管理してくれる
このように、面接以外の採用業務を転職エージェントに外注する形なので時間を取られにくく、採用しない限り費用が発生しないので経済合理性に適っています。
一方で求人サイトの場合、掲載課金なので効果が読みにくく、求人や応募者の管理も自前でやらなくてはいけないので、一度に大量採用する場合以外は使いにくいというのが本音です。
Q. 転職エージェントは複数利用すべき?
はい。複数利用すべきです。
転職エージェントによって保有求人や対応の質が全く異なるので、比較するため、かつより多くの非公開求人を集めるためにも複数利用をお勧めしています。
Q. 転職エージェントは何社利用すべき?
3社利用することをおすすめします。
実際に、転職エージェント利用者向けのアンケート調査でも、利用社数に応じて、転職活動における満足度が大きく変わるという結果となりました。
利用社数 | 満足/成功 | 普通 | 不満/後悔 |
1社のみ | 66.5% (低い) |
24.5% (-) |
8.9% (高い) |
2社 | 70.5% (普通) |
22.2% (-) |
7.3% (普通) |
3社 | 74.3% (高い) |
20.6% (-) |
5.1% (低い) |
4社 | 75.0% (高い) |
20.5% (-) |
4.5% (低い) |
5社以上 | 74.0% (高い) |
22.0% (-) |
4.1% (低い) |
このように、1社のみを利用した場合に比べて、3社以上を利用することで、「満足した割合が10pt近く高くなる」「転職に不満を持っている割合が半分になる」といった差が出ています。
- 1社だと、成功確率が低く、失敗確率が高い
- 3社までは成功確率が上がり失敗確率も下がる
- 4社以上利用しても3社とそう大きな差がない
Q. 登録したら今の会社にバレる?
転職エージェントに登録をしても、転職活動中であることが、今の会社にバレることはまずありません。理由は以下の通りです。
- 企業側は応募前情報を見れないため
応募前に求職者情報を見れるのはエージェントのみ。本人の同意なく、企業側に情報開示されることはない - エージェントが情報管理を徹底しているため
情報漏洩は、人材紹介会社にとって信用リスクが大きい。各アドバイザーにとっても、漏洩のデメリット(懲戒処分)があるので細心の注意が払われる。
特に転職エージェント側の管理不足によって個人情報が漏洩した場合、有料職業紹介事業の許可を取り消されるリスクすらあるので最大限注意されています。
Q. 転職エージェント利用の流れ
基本的にどの転職エージェントも上記の手順を踏んでいくことになりますが、特に重要なのがStep2の初回面談です。今後紹介していく求人の内容をすり合わせる場になので、希望条件や譲れない条件などは事前に整理してしっかりと伝えるようにしましょう。
また、面談は一度限りではなく、必要に応じて随時頼むこともできるので、書類添削や面接対策などをしてほしければ積極的に依頼するようにしてください。
Q. 転職エージェント活用ポイント
転職エージェントを利用する流れの中で、効果的に活用するためのポイントを整理すると、以下のようになります。
- 応募フォームから登録・申し込み
・転職エージェントは複数登録する
・事前に転職活動用のメールアドレスを作る - 担当アドバイザーと面談
・事前に経歴と希望条件を整理しておく
・経歴を盛るとしても嘘にならない程度に
・担当者と合わなければ担当変更を依頼する
・その後、担当者にはこまめに返信する - 選考対策(書類添削、面接練習)
・自分から依頼する
・面接の想定質問を事前に聞いておく
・フィードバックが少ない担当は変更する - 求人紹介、応募
・応募時の推薦文を必ず確認する
・応募企業の業界内での立ち位置を聞く
・むやみやたらに求人へ応募しない
・その企業の退職者から一次情報を集める - 面接、選考フィードバック
・その企業でされやすい質問を聞く
・その企業に聞くべき逆質問を聞く
・選考で見送りになったら対策を依頼する - 内定、入社前後の最終調整
・妥協しない
・言いなりにならず自分で決める
東京都の金融系転職なら強く、評判も悪くないので一定の期待はできるが、小規模で求人数が限定される可能性はある。
他の大手エージェント(JACリクルートメントやランスタッド)を利用しつつ、ビズリーチで良いスカウトを待つことをおすすめします。