ロバートウォルターズは、ハイクラス/外資系に特化した転職エージェントです。業界では名の知れたサービスですが、悪い評判がないか、登録すべきか気になりますよね。
このページでは、他の転職エージェントと比較しながら、メリットデメリットを網羅的に解説。最後まで読めば、使うべきか否かを判断できます。
ロバートウォルターズの特徴まとめ
世界31ヵ国で展開されているロバートウォルターズは、外資系・グローバル企業への転職に強い外資系転職エージェントです。
外資系・日系グローバル企業を中心に高ポジションな求人を多数扱っているため、30代~40代のマネージャークラスから高い評価をされていました。
また、アドバイザーは業界ごとに担当が分かれ、市場動向を把握したうえで転職支援・提案をするので、ハイクラスでも安心して相談できるでしょう。
- 外資系・グローバル企業に強い
- アドバイザーの専門性提案力が高い
- 30~40代のマネージャークラスから高評価
外資系特化エージェントとして歴史も長く、担当者にはやや当たり外れはあるものの、総じて良いコメントが多い印象でした。
グローバル企業を豊富に紹介してもらえる
外資系企業や英語を使うような日系企業をたくさん紹介していただきました。
さらに、他の候補者の選考状況も教えてくれて、内定後には年収交渉までしてくれたので、非常に満足しています。
担当アドバイザーが真剣に寄り添ってくれた
初めての転職だったのですが、担当アドバイザーの方が真剣に寄り添ってくれました。
履歴書の添削や選考対策はもちろん、今後のキャリア目線でのアドバイスももらえた点がありがたかったです。
ここまでの内容をまとめると、以下のような条件に当てはまる方にはおすすめできます。
- 30~40代の管理職、スペシャリスト
- 英文履歴書を添削してもらいたい方
- 外資系・グローバル企業に転職したい方
上記に該当する方はぜひ登録してみましょう。もちろん今すぐの転職でなくとも相談できるので、ぜひあなたの経歴に合う求人がないか確認してみてください。
【公式】https://www.robertwalters.co.jp/
ロバートウォルターズの基本情報 | |
タイプ | 転職エージェント |
得意 | 外資系企業 |
対象地域 | 東京、大阪エリア(WEB面談実施中) |
求人件数 | 1,837件 |
運営会社 | ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社 |
Pマーク | なし |
公式サイト | https://www.robertwalters.co.jp/ |
他転職エージェントとの比較
ハイクラス向け転職エージェントの利用者満足度の調査結果、ロバートウォルターズの総合評価は「5位」と高評価でした。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | コメント | 詳細解説 |
1位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 4.3/5.0 |
ハイクラス専門で圧倒的な実績 専門性の高いコンサル複数人が提案 |
|
2位 | ランスタッド | ★★★★☆ 4.2/5.0 |
世界最大規模の外資系転職エージェント 外資系企業の年収800万円以上求人に強い |
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3位 | リクルートエージェント | ★★★★☆ 4.1/5.0 |
取引企業数No.1の圧倒的求人数 グループ選りすぐりのアドバイザー力 |
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4位 | エンワールド | ★★★★☆ 4.0/5.0 |
東京近郊の外資特化(年収800~2,000万円) 職業紹介優良事業者の認定あり |
|
5位 | ロバートウォルターズ | ★★★★☆ 4.0/5.0 |
外資系・グローバル企業に特化 30~40代管理職から人気が高い一社 |
6位以降のランキング表(タップで開く)
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | コメント | 詳細解説 |
6位 | クライス&カンパニー | ★★★☆☆ 3.9/5.0 |
IT業界の管理職・スペシャリストに強い 国家資格保有のアドバイザーが担当 |
|
7位 | マイナビエージェント | ★★★☆☆ 3.8/5.0 |
首都圏近辺の日系大手企業に総じて強い 管理職からスペシャリストまで豊富に保有 |
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8位 | dodaエージェント | ★★★☆☆ 3.7/5.0 |
高年収帯の公開求人数No.1 実績豊富なアドバイザーが多数在籍 |
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9位 | エグゼクティブボード | ★★★☆☆ 3.7/5.0 |
エグゼクティブに特化 日系上場企業・事業会社への転職に強い |
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10位 | ISSコンサルティング | ★★★☆☆ 3.7/5.0 |
中小規模のためやや求人数は少ないも、 外資系企業への転職者からは評価が高い |
ハイクラスの中でも特に外資・グローバル求人に特化していることもあって、該当する求人を探している方からの評判が高い傾向にありました。
ただ、魅力的な求人案件は取り扱っているものの規模が小さく、大手有名どころには及びません。いくつか併用して、求人の取りこぼしを減らしていきましょう。
口コミからわかる良い悪い評判を検証
幅広い年代、地域、職種の364人を対象に実施した調査から、ロバートウォルターズの特徴を整理すると、以下のようになりました。
- グローバル外資企業の求人が豊富
- チームサポートによる専門性・提案力が高い
- 企業とのコネクションが強く、内定決定率が高い
それでは、個別に解説していきます。
良い評判・メリット①
グローバル外資企業の求人が豊富
ロバート・ウォルターズは世界31ヵ国で拠点を展開しているため、グローバルな求人案件が豊富です。
英語を活用して海外で働くだけではなく、海外に企業展開している日本企業にも応募することができます。
また、ロバート・ウォルターズでは、一般の方には案内されていない非公開求人も多数保有しているため、会員のみに紹介される好条件の求人と出会えるチャンスがあるでしょう。
良い評判・メリット②
チームサポートによる専門性・提案力が高い
ロバート・ウォルターズでは、バイリンガルのエージェントが多数在籍しているだけではなく、業界専門のチームを結成し、求職者が希望する職種に合わせた求人を紹介します。
チームを結成しているため、求職者には担当エージェント制ではなく、チームで徹底的にサポートしてくれるため、内定に至るまでのスピードには定評があります。
外人転職エージェントのコネクションを新規開拓したけど、結局マイケルペイジとロバートウォルターズでいいやんってなった…
求人の質もそうだけど、役員とか採用担当者とダイレクトの繋がりあったりするから、フィードバックまでのスピードが全然違うみたい。
いい会社だとスピード大事だもんなぁ…
もし、キャリアアドバイザーが担当制になっている場合、業績だけを優先して求職者に不利益な転職支援を行う可能性があります。
チームとして業績が振り分けられることで、求職者に寄り添った案件を紹介し納得するまでサポートを続けるため、知り合いへの紹介やリピートをする方も多いのです。
良い評判・メリット③
企業とのコネクションが強く、内定決定率が高い
書類選考や面接の対策を念入りに対応しているロバート・ウォルターズでは、内定獲得までほぼ確実に進むことができます。
なぜなら、在籍している各エージェントには企業との強力なコネクションが築かれているため、企業側の情報が多数保有されており、紹介する段階で精度の高いマッチングを実現できているからです。
「企業社風」や「面接や質問の傾向」、「人事担当者が求めるスキルや人間性」など、企業の情報を熟知しているエージェントがチームに加わるため、高い内定率を獲得することができるのです。
悪い評判・デメリット①
東京と大阪以外の求人は多くない
ロバート・ウォルターズの日本の拠点は、東京と大阪の2ヶ所しかないため、紹介される求人案件も首都圏、関西に集中してしまいます。
現在はビデオ会議が主流ですが、勤務地が関西や首都圏となることが多いので、地方で働きたい方には利用することが難しいかもしれません。
悪い評判・デメリット②
最低でもビジネスレベルの英語能力が必須
ロバート・ウォルターズの求人案件は外資系企業が半数を占めているため、誰でも利用できる転職エージェントではありません。
TOEIC700点が最低ラインの英語力といわれており、英語スキルに乏しい求職者の方は利用を断られるケースもあります。
実際に、英語力が必要な外資系企業が取引先に多いこともあることから、英語力スキルに自信がない求職者は、外資系特有のスピード感についていけない可能性が高いです。
ロバートウォルターズで面談してきたけど、英語でキャリアを要約してと言われて、用意してなかったのでかなり焦りながら英語を話した‥
かしこまった場では事前準備をしないとしっかり話せないので、英語を本気で勉強する良い機会になったかな‥
悪い評判・デメリット③
外国人アドバイザーが担当になり、日本語が使えない場合もある
ロバート・ウォルターズのエージェントは、日本人ではなく外国人の可能性もあります。
外資系とはいえ日本で仕事をしているため日本語で対応してくれるエージェントが多いですが、コミュニケーションが合わない場合は英語を話す必要性があるでしょう。
また、エージェントからのメールが英語で送られてくる場合があるため、英語が苦手な求職者は、翻訳サイトを利用しなければいけません。
結論|こんな人におすすめ
ここまでの口コミ評判からわかった、ロバートウォルターズのメリットとデメリットを再掲すると、以下のようになります。
- グローバル外資企業の求人が豊富
- チームサポートによる専門性・提案力が高い
- 企業とのコネクションが強く、内定決定率が高い
- 東京と大阪以外の求人は多くない
- 最低でもビジネスレベルの英語能力が必須
- 外国人アドバイザーが担当になり、日本語が使えない場合もある
ここまで紹介してきた特徴をまとめると、
ロバートウォルターズは、外資系に特化した転職エージェントのため、求職者のスキルや強み、英語力に自信がないと合わないことがわかりました。
しかしその抱えている求人は、年収800万以上の高年収帯のものが多く、徹底されたサポートによって内定率も非常に高い傾向にあります。
そのため、グローバル企業でのハイクラス・エグゼクティブ求人への転職を考えている方には、おすすめできる転職エージェントといえるでしょう。
↓に該当する方であればぜひ利用しましょう。
- 外資系/グローバル企業に転職したい方
- 年収800万円以上の高年収帯求人を見たい方
- チーム制アドバイザーの質の高いサポートを受けたい方
利用は無料なので、気軽に相談しましょう。
公式サイト
https://robertwalters.co.jp/
とはいえ、より良い求人を見つけるためには転職サービスは複数併用すべきです。
そのため、ロバートウォルターズだけでなく、次で紹介するような転職エージェントもチェックしていきましょう。
ハイクラス転職サービス一覧
転職エージェントにも得意不得意があるので、保有求人や取引実績によって、あなたが志望する業種・役職に強いかどうかで使い分けられると理想です。いくつか併用して提案求人やサポートの質を比較していきましょう。
志望業種・役職で選ぶ転職エージェントおすすめ | |
スカウトサイト | |
外資系/グローバル | |
M&A/ファイナンス | |
IT/WEB/AIエンジニア | |
役員/エグゼクティブ | |
20代前半/第二新卒 |
迷ったら大手の「JACリクルートメント」や「リクルートエージェント」に登録しましょう。各業種ごとにいくつもの専門チームが分かれているので、あなたの経歴をもとに転職全般のサポートと非公開求人の紹介をおこなってくれます。
現時点で年収600万円以下なら
高年収に特化した転職エージェントだと、経歴によっては「紹介できる求人がない」と断られる可能性があります。そのため、幅広い年収層の求人を保有している大手転職エージェント(リクルートエージェントやワークポートなど)を使うようにしましょう。
スカウト型のハイクラス転職サイト
ハイクラス層の転職では、ヘッドハンティング型サイトにも登録して、いつでも”企業から”スカウトが届く状態にしておきましょう。余談ですが”求人数”は気にしなくて構いません(中小規模エージェントが社名非公開で大量に傘増ししているので)。
順位 | スカウト型転職サイト | 評価 | 基本 | 個別解説 | ||
総合評価 | 取引企業数 | 企業ブロック | Pマーク | |||
1位 | ビズリーチ | ★★★★☆ 4.1/5.0 |
1.7万社 | あり | あり | |
2位 | リクルートダイレクトスカウト | ★★★☆☆ 3.9/5.0 |
非公開 | あり (10社まで) |
あり | |
3位 | doda X | ★★★☆☆ 3.7/5.0 |
非公開 | あり | あり | |
4位 | ミドルの転職 | ★★★☆☆ 3.6/5.0 |
非公開 | あり | あり |
迷ったら、ビズリーチに登録しておけば十分です。企業ブロック機能があるのでバレにくく、人気のヘッドハンターを選ぶこともできるのでおすすめです。
外資系/グローバルに強い転職エージェント
外資転職に強い転職エージェントは下記の通りです。近年のDXバブルによって外資系企業(特にITコンサルティング)は採用拡大しているので年収を比較的上げやすい分野です。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | 必要年収 | コメント |
1位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 4.11/5.0 |
600万円 以上 |
外資転職の高年収求人に強い 専門性の高いコンサル複数人が求人提案 |
2位 | ランスタッド | ★★★★☆ 4.04/5.0 |
800万円 以上 |
世界最大規模の外資系エージェント 外資系”IT企業”のハイクラス求人に強い |
3位 | エンワールド | ★★★★☆ 4.09/5.0 |
600万円 以上 |
東京近郊の外資特化(年収800~2,000万円) 職業紹介優良事業者の認定あり |
外資系企業となると、英文レジュメが必要であったり、面接がやや風変わりだったりと、特別な選考対策が必要になるので、専門性の高いエージェントを活用して有利に進めましょう。
JACリクルートメントはハイクラス全般に強く、外資系求人が豊富にあります。ランスタッドとエンワールドはそもそもが”外資系専門”なので高いノウハウに期待できるでしょう。
M&A/ファイナンス業界に強い転職エージェント
M&A、ファイナンス業界の転職に強い転職エージェントは下記の通りです。経営戦略やファイナンスといった上流職務の転職は、専門的なエージェントを使いましょう。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | コメント | 詳細 |
1位 | ヤマトヒューマンキャピタル | ★★★★☆ 4.12/5.0 |
M&A業界の転職支援数No.1 経営×ファイナンス領域の支援に強い |
|
2位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 4.06/5.0 |
ハイクラス転職全般に強い 専門性の高いコンサル複数人が求人提案 |
|
3位 | ムービン | ★★★★☆ 4.03/5.0 |
コンサル業界の転職支援数No.1 経営、金融アドバイザーを目指すなら |
経営戦略やファイナンスに特化した職種であれば、YHC(ヤマトヒューマンキャピタル)は外せません。また、M&A仲介や戦略コンサルであればムービンがおすすめです。
もし現時点で、転職先の職種や業態を決めておらず、幅広くキャリアを検討したければ、全体をカバーしているJACリクルートメントに相談してみましょう。
IT/WEB/AIエンジニアに強い転職エージェント
IT/WEBエンジニアのハイクラス求人に強い転職エージェントを紹介します。近年では、IT人材の需要拡大に伴って転職しやすく、給与も上がりやすい傾向にあります。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | 必要年収 | コメント |
1位 | レバテックキャリア | ★★★★☆ 4.06/5.0 |
600万円 以上 |
エンジニア専門の転職サービス 保有求人の70%が年収600万円以上 |
2位 | ランスタッド | ★★★★☆ 4.04/5.0 |
800万円 以上 |
世界最大規模の外資系エージェント 外資系”IT企業”のハイクラス求人に強い |
3位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 4.02/5.0 |
600万円 以上 |
ハイクラス転職全般に強い 専門性の高いコンサル複数人が求人提案 |
業界出身のアドバイザーが、専門性の高いサポートをしていることで定評のあるエージェントを抜粋しました。
- スペシャリストとして専門性を高める
- 経営側(CTO、開発部長)
- 事業側(PM、事業責任者)
上記のように「どのようにキャリアを積み上げていくべきか」といった方向性に悩むことが多いので、幅広い支援実績のある経験豊富なアドバイザーに相談するようにしましょう。
管理職/エグゼクティブに強い転職エージェント
ここでは企業の管理職、あるいは上級管理職(執行役員、CXO)であるエグゼクティブに強い転職エージェントを紹介していきます。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | 必要年収 | コメント |
1位 | JACエグゼクティブ | ★★★★☆ 4.11/5.0 |
800万円 以上 |
スタートアップ、ベンチャー、大手企業 と豊富に案件を取り揃えている |
2位 | リクルートエグゼクティブ | ★★★★☆ 4.09/5.0 |
600万円 以上 |
取引企業数No.1の圧倒的求人数 グループ選りすぐりのアドバイザー力 |
3位 | dodaエグゼクティブ | ★★★☆☆ 4.01/5.0 |
600万円 以上 |
高年収帯の公開求人数No.1 実績豊富なアドバイザーが多数在籍 |
基本的に、管理職やエグゼクティブの求人案件はコンフィデンシャルなものが多く、非公開求人として一部のエージェントに人材紹介を依頼するケースが多いです。
そのため、各社ごとにそれぞれ違った求人を持っているので、いくつか登録して定期的に案内をもらうことをおすすめします。
20代前半/第二新卒からハイクラスを目指すなら
ここでは20代前半(第二新卒)のうちからハイクラスを目指している方におすすめの転職サービスを紹介していきます。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | コメント |
1位 | ビズリーチ | ★★★★☆ 4.11/5.0 |
大手スカウトサイト 20代から第二新卒向け求人も多い |
2位 | Assign | ★★★★☆ 4.04/5.0 |
キャリア診断・価値観診断あり AIが最適な職種や業界を教えてくれる |
3位 | AMBI(アンビ) | ★★★★☆ 4.01/5.0 |
大手エングループ運営! 求人数最多の20代若手向け転職サイト |
いずれも、20代からハイクラスを目指せる転職サイトです。それぞれ強みとしているところが異なっているので、利用してみてください。
特に、2位のAssignは、独自のキャリア診断があり、あなたの価値観をもとに年収を伸ばしやすい職種や業界、具体的な企業名を教えてくれるのが魅力です。
そのため、新卒で入社して数年経ち「このまま今の会社にいて良いのだろうか」と葛藤を抱えている第二新卒の方にもおすすめできます。
よくある質問・転職ノウハウ
最後に、よくある質問と転職ノウハウをFAQ形式で整理しました。少しでもお役に立てれば幸いです。
- 転職エージェントはなぜ無料?
- 転職エージェントのメリットは?
- 企業が転職エージェントを利用するメリット
- 転職エージェントの仕組みは?
- 転職エージェントは複数利用すべき?
- 転職エージェントは何社利用すべき?
- 転職エージェントに登録したら会社にバレる?
- 転職エージェント利用の流れ
- 転職エージェント活用ポイント
Q. 転職エージェントはなぜ無料?
職業安定法によって「求職者から手数料や報酬を受けてはならない」と定められているからです。
(手数料)
第三十二条の三 第三十条第一項の許可を受けた者(以下「有料職業紹介事業者」という。)は、次に掲げる場合を除き、職業紹介に関し、いかなる名義でも、実費その他の手数料又は報酬を受けてはならない。
一 職業紹介に通常必要となる経費等を勘案して厚生労働省令で定める種類及び額の手数料を徴収する場合
二 あらかじめ厚生労働大臣に届け出た手数料表(手数料の種類、額その他手数料に関する事項を定めた表をいう。)に基づき手数料を徴収する場合
○2 有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。ただし、手数料を求職者から徴収することが当該求職者の利益のために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、同項各号に掲げる場合に限り、手数料を徴収することができる。
引用元:職業安定法32条の3第2項
上記のように、一部の例外を除いて、有料職業紹介事業者(転職エージェント)は、求職者(仕事を探している人)から、手数料を受け取ってはいけない決まりがあります。
Q. 転職エージェントの仕組みは?
採用された場、採用企業から報酬を受け取る仕組みです。その金額は『想定年収の2~3割ほど』にあたり、年収500万円で転職させると100~150万円が支払われることになります。
一見、高い金額に見えるものの、転職エージェントが候補者を集めて提案までしてくれるため、「より募集要項に合った人材を工数をかけずに採用できる」という利点から、積極的に人材募集している企業であれば必ず利用しています。
そのため、転職エージェントにとっては、最優先されるべき取引相手は採用企業なので、信用しすぎないように注意してください。
Q. 転職エージェントを使うメリットは?
転職エージェントのメリットを一言で言うと「転職の成功確率があがること」で、具体的には下記2点です。
①好条件な求人を紹介してもらえる
一般的に、転職エージェントの方が、求人サイトよりも求人数が多いです。さらに転職エージェントの場合、一般には公開されていない「非公開求人(好条件なことが多い)」まで取り扱っているので、条件が良い傾向にあります。
②転職のプロからサポートを受けられる
転職エージェントであれば、キャリアアドバイザーから、以下の転職サポートを受けられます。
- キャリア相談
- 希望条件に沿った求人提案
- 選考対策(書類添削、面接練習)
- 受けた選考のフィードバック
- 年収交渉
上記のサポートを受けることができて、さらに求人の数も質も多いので、利用するだけで転職活動そのものが有利になるというのが圧倒的メリットです。
Q. 企業が転職エージェントを利用するメリット
より募集要項に合った人材を、工数をかけずに採用できることです。採用しない限り費用が発生しないので、リスクがありません。
- 無名企業でも応募が集まる
- 採用しない限り費用が発生しない
- 転職エージェントが募集管理してくれる
このように、面接以外の採用業務を転職エージェントに外注する形なので時間を取られにくく、採用しない限り費用が発生しないので経済合理性に適っています。
一方で求人サイトの場合、掲載課金なので効果が読みにくく、求人や応募者の管理も自前でやらなくてはいけないので、一度に大量採用する場合以外は使いにくいというのが本音です。
Q. 転職エージェントは複数利用すべき?
はい。複数利用すべきです。
転職エージェントによって保有求人や対応の質が全く異なるので、比較するため、かつより多くの非公開求人を集めるためにも複数利用をお勧めしています。
Q. 転職エージェントは何社利用すべき?
3社利用することをおすすめします。
実際に、転職エージェント利用者向けのアンケート調査でも、利用社数に応じて、転職活動における満足度が大きく変わるという結果となりました。
利用社数 | 満足/成功 | 普通 | 不満/後悔 |
1社のみ | 66.5% (低い) |
24.5% (-) |
8.9% (高い) |
2社 | 70.5% (普通) |
22.2% (-) |
7.3% (普通) |
3社 | 74.3% (高い) |
20.6% (-) |
5.1% (低い) |
4社 | 75.0% (高い) |
20.5% (-) |
4.5% (低い) |
5社以上 | 74.0% (高い) |
22.0% (-) |
4.1% (低い) |
このように、1社のみを利用した場合に比べて、3社以上を利用することで、「満足した割合が10pt近く高くなる」「転職に不満を持っている割合が半分になる」といった差が出ています。
- 1社だと、成功確率が低く、失敗確率が高い
- 3社までは成功確率が上がり失敗確率も下がる
- 4社以上利用しても3社とそう大きな差がない
Q. 登録したら今の会社にバレる?
転職エージェントに登録をしても、転職活動中であることが、今の会社にバレることはまずありません。理由は以下の通りです。
- 企業側は応募前情報を見れないため
応募前に求職者情報を見れるのはエージェントのみ。本人の同意なく、企業側に情報開示されることはない - エージェントが情報管理を徹底しているため
情報漏洩は、人材紹介会社にとって信用リスクが大きい。各アドバイザーにとっても、漏洩のデメリット(懲戒処分)があるので細心の注意が払われる。
特に転職エージェント側の管理不足によって個人情報が漏洩した場合、有料職業紹介事業の許可を取り消されるリスクすらあるので最大限注意されています。
Q. 転職エージェント利用の流れ
基本的にどの転職エージェントも上記の手順を踏んでいくことになりますが、特に重要なのがStep2の初回面談です。今後紹介していく求人の内容をすり合わせる場になので、希望条件や譲れない条件などは事前に整理してしっかりと伝えるようにしましょう。
また、面談は一度限りではなく、必要に応じて随時頼むこともできるので、書類添削や面接対策などをしてほしければ積極的に依頼するようにしてください。
Q. 転職エージェント活用ポイント
転職エージェントを利用する流れの中で、効果的に活用するためのポイントを整理すると、以下のようになります。
- 応募フォームから登録・申し込み
・転職エージェントは複数登録する
・事前に転職活動用のメールアドレスを作る - 担当アドバイザーと面談
・事前に経歴と希望条件を整理しておく
・経歴を盛るとしても嘘にならない程度に
・担当者と合わなければ担当変更を依頼する
・その後、担当者にはこまめに返信する - 選考対策(書類添削、面接練習)
・自分から依頼する
・面接の想定質問を事前に聞いておく
・フィードバックが少ない担当は変更する - 求人紹介、応募
・応募時の推薦文を必ず確認する
・応募企業の業界内での立ち位置を聞く
・むやみやたらに求人へ応募しない
・その企業の退職者から一次情報を集める - 面接、選考フィードバック
・その企業でされやすい質問を聞く
・その企業に聞くべき逆質問を聞く
・選考で見送りになったら対策を依頼する - 内定、入社前後の最終調整
・妥協しない
・言いなりにならず自分で決める
評判も悪くないので一定の期待ができる。エージェントとしては小規模で求人数が限定される可能性はあるので、他社と併用したい
他の大手エージェント(JACリクルートメントやランスタッド)を利用しつつ、ビズリーチで良いスカウトを待つと求人を取りこぼしにくい