【発達障害向け】おすすめ就労移行支援事業所|失敗しない選び方とランキング比較表

就労移行支援は、それぞれプログラムや支援内容、そして提携企業数に大きな差があります。特に就職実績がない小規模な事業所も多く、注意が必要です。

このページでは、就職実績データと利用者満足度の調査結果を比較しながら、発達障害のある方におすすめできる就労移行支援事業所を紹介していきます。

おすすめの就労移行支援

まずは上記のような大手がおすすめです。実際、大手の方がプログラムと提携企業数が充実しているので、どの事業所でも安定したサービスを提供しています。いくつか見学して「事業所の雰囲気が自分に合うか」を確かめていきましょう。

おすすめ就労移行支援事業所

ここではおすすめの就労移行支援事業所サービスを紹介していきます。下記の軸で表に整理しました。

比較したポイント
  1. プログラム(障害や職種)
  2. 紹介される求人の質や量
  3. 就労移行支援の実績(就職率&継続率)
就労移行支援事業所の選び方(タップで開閉)

通所する事業所を選ぶときは、まず事業所の情報を集め、実際に見学をして、以下の3基準で比較して決めるようにしてください。

  1. プログラムが自分に合っているか
  2. 事業所の就職実績が優れているか
  3. 事業所の雰囲気が自分に合いそうか

詳細な選び方

まずは、概要まとめ表から見てみましょう!

スクロール可能です→
就労移行支援
就職者数 実績
所在地
順位 サービス名 おすすめ度 対応地域 コメント 累計 年間 就職率 定着率 北海道/東北 北関東 首都圏 北信越 東海 関西圏 中国/四国 九州/沖縄

1位
kaien ★★★★★
5/5
首都圏/大阪
22拠点
発達障害特化で就職実績が高い
首都圏のIT系や事務職で幅広い企業と提携
2,614人
以上
非公開 86%
(累計)
91%
(累計)
- - 東京,神奈川,埼玉,千葉 - - 大阪 - -

2位
atGPジョブトレ ★★★★★
5/5
東京/神奈川/大阪
6拠点
都心部の事務職狙いならおすすめ
発達障害向けプログラムありで就職率が高い
非公開 144人
(2019年度)
94.5%
(2019年度)
91.4%
(2019年度)
- - 東京,神奈川 - - 大阪 - -

3位
ミラトレ ★★★★★
5/5
首都圏/愛知/関西
15拠点
就職実績が高く、大手企業狙いならおすすめ
障害者支援実績No,1のdodaチャレンジと同一
非公開 非公開 86.0%
(2022年度)
95.0%
(2022年度)
- - 東京,神奈川,埼玉,千葉 - 愛知 大阪,兵庫 - -
4位 welbe(ウェルビー) ★★★★☆
4/5
全国
107拠点
大手の中でも定着率が91.3%と高い
プライム上場企業運営なので安定感がある
6,800人
以上
1,020人
(2022年度)
30~40%
(決算から推定)
91.3%
(2021年度)
札幌,仙台,郡山 群馬,栃木 東京,神奈川,埼玉,千葉 新潟,富山,石川,長野 愛知,静岡,三重 大阪,京都,兵庫,滋賀,奈良,和歌山 岡山,広島,香川,愛媛,山口 福岡,熊本,長崎,鹿児島
5位 ココルポート ★★★★☆
4/5
全国
72拠点
都心に集中展開している
プログラムは全555種類で見る価値あり
3,724人
以上
709人
(2022年度)
30~40%
(決算から推定)
87.0%
(2022年度)
- 群馬 東京,神奈川,埼玉,千葉 - 愛知 大阪,兵庫 - 福岡
6位以降のランキング表を表示する
スクロール可能です→
就労移行支援
就職者数 実績
所在地
順位 サービス名 おすすめ度 対応地域 コメント 累計 年間 就職率 定着率 北海道/東北 北関東 首都圏 北信越 東海 関西圏 中国/四国 九州/沖縄
6位 LITALICOワークス ★★★☆☆
3/5
全国
120拠点
拠点数と年間就職数No.1
職種や講座のバランスが良い圧倒的大手
13,000人
以上
1,930人
(2022年度)
30~40%
(決算から推定)
88.8%
(2022年度)
札幌,仙台 群馬,栃木 東京,神奈川,埼玉,千葉 - 愛知,静岡 大阪,京都,兵庫 岡山,広島 福岡,宮崎,沖縄
7位 ディーキャリア ★★★☆☆
3/5
全国
94拠点
発達障害専門の大手就労移行支援
求人数6,000以上と豊富で地方にも強い
非公開 非公開 - 91.3%
(2022年度)
札幌,宮城,福島,秋田,山形,岩手 群馬,栃木,茨城 東京,神奈川,埼玉,千葉 新潟,石川,長野,岐阜 静岡 大阪,京都,兵庫,三重,滋賀,奈良,和歌山 広島,愛媛,島根,山口 福岡,宮崎,熊本,大分

アンケート取得方法

どこに登録するか悩んだら

まずは資料請求して、サービス内容を比較しましょう。もし東京・大阪エリアにお住まいなら就職実績が高い就労移行支援(atGPジョブトレミラトレkaien)、それ以外なら全国展開する大手(ウェルビーココルポートLITALICO)がおすすめです。

運営者
最終的にはいくつかの事業所を見学して「雰囲気が合うか」を確かめることが重要です。では、それぞれの事業所の特徴を紹介していきます!

1位.atGPジョブトレ

atGPジョブトレの特徴
  • 東京、神奈川、大阪(梅田)のみ
  • 実績が高いのでおすすめできる
    事務職での就職率が94.5%で、かつ就職後の半年継続率は91.4%と高めなので、事務職狙いならおすすめ。障害種別に5種類のコースが用意

atGPジョブトレは、株式会社ゼネラルパートナーズが運営する就労移行支援サービスです。東京都のいくつかの地域と大阪(梅田)で、全5つの障害別コースが用意されています。

  • うつ症状コース
  • 発達障害コース
  • 統合失調症コース
  • 聴覚障害コース
  • 難病コース

atGPは、もともと障害者向けの転職サイトを運営している大手です。求人数が豊富で半年後継続率も91.4%と高いので、ぜひ一度、見学してみてください。

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【公式】https://www.atgp.jp/training/

また、教材費等無料でWEBデザインやプログラミングを学べる「IT/WEBコース」もあるので、興味がある方はぜひ見てみてください。(ちなみにデザイン系は初心者を雇う会社はほぼないので、受けるならプログラミングがおすすめです。)

ジョブトレの基本情報

サービス 就労移行支援
対象障害 うつ病、統合失調症
発達障害、聴覚障害、難病
就職者数 年間:144人(2019年度)
就職率 94.5%(事務職のみ/2019年度)
定着率 91.4%(2019年度)
事業所数 6
対象地域 東京:秋葉原,大手町,お茶の水
神奈川:横浜
大阪:梅田
運営会社 株式会社ゼネラルパートナーズ
公式サイト https://www.atgp.jp/training/
2024年4月更新

ジョブトレの事業所一覧

秋葉原にある事業所

大手町にある事業所

お茶の水にある事業所

横浜にある事業所

梅田にある事業所


2位.ミラトレ

ミラトレの特徴
  • 対象地域は都心部のみ
    一都三県、名古屋、大阪、神戸に限定されている
  • 就職率85%かつ半年定着率90%と圧倒的
    障害者雇用の転職支援実績No.1のdodaチャレンジと連携した求人紹介が可能で、大手人気企業への内定率が高い。就労実績が高いので通える距離にあればおすすめ

ミラトレは、大手人材会社パーソルグループの特例子会社「パーソルダイバース」が運営している就労移行支援サービスです。障害者支援実績No.1の転職エージェントdodaチャレンジと連携しているので、豊富な求人数を保有しており、就職率も85%と非常に高いです。

対象地域は都心部(首都圏、大阪兵庫、愛知)に限られますが、多くの方に利用されていて満足度が約9割と高い傾向にあるので、ぜひ見学してみてください。

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【公式】https://mirai-training.jp/

ちなみに、データサイエンスやAI・機械学習などの最先端ITを学べるNeuro Diveというプログラムもあるので、興味があればミラトレに登録した後に聞いてみてください。(秋葉原、横浜、梅田、福岡のみ対象)

ミラトレの基本情報

サービス 就労移行支援
対象障害 全て
就職率 86%(2022年度)
定着率 95%(2022年度)
事業所数 15
対象地域 東京:上野、大井町、三鷹
千葉:新松戸
神奈川:川崎、横浜、関内、藤沢
埼玉:大宮、川口、川越
愛知:名古屋、金山
大阪:梅田
兵庫:尼崎
運営会社 パーソルダイバース株式会社
公式サイト https://mirai-training.jp/
2024年4月更新

ミラトレの事業所一覧

<東京都にある事業所>


上野/大井町/三鷹

<神奈川県にある事業所>


川崎/横浜/関内/藤沢

<千葉県にある事業所>


新松戸

<埼玉県にある事業所>


大宮/川口/川越

<愛知県にある事業所>


名古屋/金山

<大阪府にある事業所>


梅田

<兵庫県にある事業所>


尼崎

3位.kaien(カイエン)

kaien(カイエン)の特徴
  • 都心部×発達障害に特化
    エリアは一都三県と大阪のみ対応。職業訓練 (100職種〜)や社会スキル・自己理解講座(50講座〜)といった専用プログラムが用意
  • 就職率86%定着率91%の圧倒的実績
    200社以上の企業と提携し、10年間で2,000人の就職実績がある。通える地域にあればまず検討したい就労以降支援サービス

kaien(カイエン)は、発達障害に特化した就労移行支援サービスです。講座数が多いことが特徴で、職種ごとの職業訓練は100以上、社会スキル・自己理解講座は50以上も用意されています。

職種だと下記の3つが代表的です。

  • オフィス事務
  • 作業系/伝統工芸
  • IT/デザイン

また、ITスキル(プログライミングやデザイン)に特化したクリエイティブコースも用意されています。他就労移行支援サービスと同じく“eラーニング(動画学習)”が中心とはなりますが、事前に適性を検査してから学習項目を選べるので、無駄にはなりません。

対象地域は首都圏・大阪のみに限定されますが、実績も豊富で、対応プログラムの幅が広いため、通所できる範囲にお住まいの方であれば一度見学してみてください。

公式サイト
https://www.kaien-lab.com/

運営者
また、発達障害の強みを活かせる「職業診断」を受けることができるので、気軽に面談だけでもしてみることをおすすめします。

kaien(カイエン)の基本情報

サービス 就労移行支援
対象障害 発達障害専門
事業所数 22拠点
就職者数 2,614人
就職率 86%
定着率 91%
対象地域 首都圏:東京,神奈川,埼玉,千葉
関西圏:大阪
運営会社 株式会社Kaien
公式サイト https://www.kaien-lab.com/
2024年4月更新

kaien(カイエン)の事業所一覧

大宮オフィス
さいたま市大宮区仲町3-102-1 リーベンスハイム大宮1階

津田沼オフィス
千葉県船橋市前原西2-12-9 大生ビル4階

4位.ウェルビー

ウェルビーの特徴
  • 最大手の東証プライム上場企業
  • 全国で100以上の事業所を展開
    • 地方にも強い(31都道府県に展開)
    • 幅広い職種や希望に対応するプランあり
  • 半年後の定着率は91.3%と圧倒的

ウェルビーは、全国31の都道府県に事業所展開する最大手の就労移行支援サービスです。

特に、企業からビジネス上で求められる職務スキルをロールプレイ形式で実践的に体験できる“オフィスワークシミュレーション”が人気。未経験の仕事だったとしても、無理なく少しずつステップアップできるのが魅力です。

大手で幅広い障害や職種を対応しているにも関わらず、定着率は91.3%と高いので、ぜひ一度見学してみてください。

\90秒で資料請求!比較しよう/

【公式】https://www.welbe.co.jp

また、短期就活に重点を置いた【就活集中コース】も用意しているので、職業訓練や生活リズムを受けつつ、半年以内に仕事を就きたい方にもおすすめです。

ウェルビーの基本情報

サービス 就労移行支援
対象障害 全て
事業所数 107
就職者数 累計:6,800人
年間:1,020人(2022年度)
就職率 非公開
定着率 91.3%
対象地域 北海道:札幌
東北:仙台,郡山
関東:群馬,栃木,東京,神奈川,埼玉,千葉
北信越:新潟,富山,石川,長野
東海:愛知,静岡,三重
近畿:大阪,京都,兵庫,滋賀,奈良,和歌山
中国四国:岡山,広島,山口,香川,愛媛
九州:福岡,熊本,長崎,鹿児島
運営会社 ウェルビー株式会社
公式サイト https://www.welbe.co.jp/
2024年4月更新

ウェルビーの事業所一覧

<北海道にある事業所>


札幌

<宮城県にある事業所>


仙台

<福島県にある事業所>


郡山

<東京都にある事業所>


【23区内】秋葉原/三鷹/北千住/錦糸町/池袋/渋谷/荻窪/蒲田
【23区外】町田/八王子/府中

<埼玉県にある事業所>


大宮/西川口/春日部/草加/川越/朝霞台/新越谷/所沢/空港公園駅前

<千葉県にある事業所>


西船橋/松戸/千葉駅前/浦安

<神奈川県にある事業所>


桜木町/新横浜/本厚木/藤沢/溝の口/上大岡/戸塚/横須賀

<群馬県にある事業所>


高崎駅前

<栃木県にある事業所>


宇都宮

<新潟県にある事業所>


新潟/万代

<富山県にある事業所>


富山

<石川県にある事業所>


金沢

<長野県にある事業所>


松本/長野

<静岡県にある事業所>


静岡/浜松/なゆた浜北

<愛知県にある事業所>


名古屋/千種/金山/東岡崎

<三重県にある事業所>


四日市

<滋賀県にある事業所>


大津

<京都府にある事業所>


四条烏丸

<大阪府にある事業所>


天王寺/梅田/新大阪/淡路

<兵庫県にある事業所>


神戸/三宮/尼崎/姫路

<奈良県にある事業所>


奈良

<和歌山県にある事業所>


和歌山市駅前

<岡山県にある事業所>


岡山駅前

<広島県にある事業所>


広島駅前/横川駅前/福山

<山口県にある事業所>


下関シーモール

<香川県にある事業所>


高松

<愛媛県にある事業所>


松山

<福岡県にある事業所>


天神北/博多/小倉/黒崎/西鉄久留米/小倉

<長崎県にある事業所>


長崎駅前

<熊本県にある事業所>


熊本駅前/水道町/水前寺

<鹿児島県にある事業所>


鹿児島中央センター

5位.ココルポート

ココルポートの特徴
  • 都心に集中展開※全72事業所
    • 首都圏/群馬/名古屋/大阪/兵庫/福岡
  • プログラムは全555種以上と豊富
    • 一人ひとりに合わせた「個別支援」
    • eラーニング(動画講座)で自己学習

ココルポートは、都心エリアを中心に展開している就労移行支援サービスです。2022年の就職者数709名(累計3,724名)の大手ですね。

利用者の6割以上は精神障害を持っている方ですが、就職後の6ヶ月定着率が88.2%と高い傾向にあります。(※精神障害の方が多い割には高い)

また、「交通費・ランチ応援制度」があるので、より少ない負担で利用することができるのが嬉しいポイントです。都心なら事業所がたくさんあるので、ぜひ見学してみてください。

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【公式】https://www.cocorport.co.jp/

ちなみに、一般就労を希望しない場合には自立訓練サービス「ココルポート カレッジ」に相談してみてください。就労継続支援(B型/A型)事業所を紹介してもらうことも可能です。

ココルポートの基本情報

サービス 就労移行支援事業所
対象障害 全て
事業所数 72
就職者数 累計3,724人(2021年は709人)
就職率 非公開
定着率 87.0%
対象地域 関東:東京,神奈川,埼玉,千葉,群馬
東海:愛知
近畿:大阪,兵庫
九州:福岡
運営会社 株式会社ココルポート
公式サイト https://www.cocorport.co.jp/
2024年4月更新

ココルポートの事業所一覧

<東京都にある事業所>


町田/目黒/北千住/赤羽/新小岩/三鷹/調布/日暮里/府中/八王子/新板橋/国分寺

<神奈川県にある事業所>


川崎/湘南藤沢/湘南辻堂/本厚木/相模大野/武蔵小杉/横浜/横浜関内/横須賀/平塚/大和/横浜戸塚/長津田

<千葉県にある事業所>


千葉/船橋/柏/津田沼/新松戸/船橋/蘇我/勝田台/流山おおたかの森/新浦安/本八幡

<埼玉県にある事業所>


大宮/川越/武蔵浦和/朝霞台/所沢/南越谷/春日部/北朝霞

<群馬県にある事業所>


高崎駅前

<愛知県にある事業所>


名古屋駅前/金山/大曽根/栄

<大阪府にある事業所>


梅田/なんば/京橋/千里中央

<兵庫県にある事業所>


神戸三宮/尼崎

<福岡県にある事業所>


天神駅前/博多

6位.LITALICOワークス

リタリコワークスの特徴
  • 全国で120箇所に展開する大手
    • 都心部を中心に、地方にも展開している
  • 累計13,801人の就職支援実績
    • 2022年は1,921人(圧倒的No.1)
    • 6ヶ月定着率は89.2%
  • 一人ひとりに合わせたサポート体制
    • 企業インターンに参加できる
    • 独自の200種以上のプログラムあり

LITALICOワークスは、就職を目指す障がい者のための就労移行支援サービスです。規模感からして最も有名なブランドの一つではないでしょうか。

2008年のサービス開始から、全国約120ヶ所の事業所で累計13,800名以上の就職サポートを行っており、半年以上の定着率も90%前後と業界内でも高い水準を誇っています。

運営者
就労移行支援の中だと、圧倒的な実績を出しています。良い比較基準になるので、ぜひ見学をおすすめします!
\90秒で資料請求!比較しよう/

【公式】https://works.litalico.jp/

また、大手のウェルビーココルポートにも資料請求をしてみてください。最終的にはいくつか見学して「事業所の雰囲気が自分に合うか」で決めることをお勧めします。

LITALICOワークスの基本情報

サービス 就労移行支援
対象障害 全て
事業所数 120拠点
就職者数 累計:13,801人以上
年間:1,930人(2022年度)
定着率 89.2%
就職率 30~40%
対象地域 東北:札幌,仙台
関東:群馬,栃木,東京,神奈川,埼玉,千葉
東海:愛知,静岡
近畿:大阪,京都,兵庫
中国:岡山,広島
九州:福岡,宮崎,沖縄
運営会社 株式会社LITALICO
公式サイト https://works.litalico.jp
2024年4月更新

LITALICOワークスの事業所一覧

▼東京都にある事業所
【23区内】秋葉原/中目黒/新宿三丁目/日暮里/高田馬場/新橋/秋葉原/水道橋/錦糸町/赤羽/五反田/蒲田/大塚/新宿南口
【23区外】府中/八王子/立川/立川北

▼神奈川県にある事業所
【横浜市】横浜西口第2/横浜戸塚第2/新横浜/横浜東口/横浜西口/桜木町/関内/都筑/戸塚
【その他】COMING SOON本厚木/新百合ヶ丘/藤沢/川崎

▼埼玉県にある事業所
川越/大宮西口/和光/南越谷/所沢/大宮/さいたま浦和

▼千葉県にある事業所
京成津田沼/松戸西口中通/千葉中央公園/千葉/船橋/西船橋/柏/松戸

<群馬県にある事業所>

高崎

<栃木県にある事業所>

那須塩原

<北海道にある事業所>

琴似/すすきの/札幌大通東/札幌/札幌大通/新さっぽろ

<宮城県にある事業所>

仙台みやぎの/仙台東口/仙台青葉

▼愛知県にある事業所
【名古屋市】八事/金山伏見通/名古屋栄/大曽根藤が丘/金山新尾頭/名古屋駅南/名古屋駅前/名古屋丸の内/名古屋野並/名古屋金山/名古屋千種
【その他】刈谷/豊橋/尾張一宮

<静岡県にある事業所>

新浜松/静岡第2/静岡/浜松

<大阪府にある事業所>

【大阪市】あべの/新大阪/梅田西/梅田北/梅田/京橋/心斎橋/なんば/天王寺
【その他】枚方第2/堺東/枚方/高槻

<兵庫県にある事業所>

尼崎立花/明石/西宮/三宮/姫路/神戸/尼崎

<京都府にある事業所>

山科醍醐/京都駅南/伏見桃山/四条大宮/烏丸御池/京都駅前/四条河原町

<岡山県にある事業所>

岡山駅南/岡山

<広島県にある事業所>

広島駅南/広島紙屋町/広島横川/広島

<福岡県にある事業所>

中洲川端/北九州/博多/小倉/福岡中央/天神

▼宮崎県にある事業所
高千穂通/宮崎

<沖縄県にある事業所>

沖縄

7位.ディーキャリア

ディーキャリアの特徴
  • 発達障害特化
  • 大手の就労移行支援サービス
    • 全国で94拠点に展開!
    • 求人数6,000件以上と圧倒的
  • 就職実績が豊富!
    • 6ヶ月定着率は91.3%と高い
    • 就職後の平均給与は19.3万円(平均12.7万円)

ディーキャリアは、発達障害専門で全国94拠点に展開する大手就労移行支援サービスです。大きく3つのステップに分けて、個別支援をしてくれます。

  1. ライフスキルコース
    • 自己理解、キャリア設計
    • セルフケア、コミュニケーション等
  2. ワークスキルコース
    • 長所や配慮の言語化(取扱説明書)
    • 職務スキルの習得、模擬業務
  3. リクルートコース
    • 仕事選びや探し方
    • 書類作成や面接練習の支援

ちなみに、基本的なPCスキル(ExcelやPowerPoint等)に不安がある⽅でも、e-learningを中心とした「ワーク準備コース」が用意されているので安心してください。

また、利⽤者限定の求⼈サイト「ディーキャリアジョブ」では、全国6,000件以上の求人を見ることができます。発達障害特化でここまで大手規模のサービスはないので、見学だけでもしてみることをおすすめします。

公式サイト
https://dd-career.com/

また、サービス業(アパレル/飲食/介護)向けのディーキャリアワークと、エンジニアとして就職するためのディーキャリアITエキスパートという専門コースもあるので、興味があればぜひ見学してみてください。

ディーキャリアの基本情報

サービス 就労移行支援
対象障害 発達障害
事業所数 94拠点
就職率 非公開
定着率 91.3%(2022年度)
対象地域 北海道:札幌
東北:宮城,福島,秋田,山形,岩手
関東:東京,神奈川,埼玉,千葉,群馬,栃木,茨城
北陸:新潟,石川,長野,岐阜
東海:愛知,静岡
近畿:大阪,京都,兵庫,三重,滋賀,奈良,和歌山
中国/四国:広島,愛媛,島根,山口
九州:福岡,宮崎,熊本,大分
運営会社 デコボコベース株式会社
公式サイト https://dd-career.com/
2024年4月更新

ディーキャリアの事業所一覧

<北海道にある事業所>


札幌大通/札幌駅

<岩手県にある事業所>


盛岡

<宮城県にある事業所>


仙台駅西口

<秋田県にある事業所>


秋田

<山形県にある事業所>


山形

<福島県にある事業所>


福島/郡山

<東京都にある事業所>


【23区内】秋葉原/芝浦/田町/品川/中野/池袋/西日暮里/平井/江戸川
【23区外】八王子/武蔵野/立川/府中/町田/国立

<埼玉県にある事業所>


大宮/浦和/所沢/春日部/蕨

<千葉県にある事業所>


千葉中央/船橋/松戸/柏

<神奈川県にある事業所>


関内/戸塚/横浜/川崎/横須賀/藤沢/海老名

<茨城県にある事業所>


水戸

<栃木県にある事業所>


宇都宮

<群馬県にある事業所>


高崎

<新潟県にある事業所>


新潟

<石川県にある事業所>


金沢

<長野県にある事業所>


長野/松本

<岐阜県にある事業所>


岐阜駅前

<静岡県にある事業所>


静岡/浜松

<愛知県にある事業所>


名古屋/千種/豊橋

<京都府にある事業所>


京都御池/四条烏丸

<大阪府にある事業所>


京橋/難波/天王寺/梅田/堺/蛍池/高槻/枚方/布施

<兵庫県にある事業所>


神戸三宮

<奈良県にある事業所>


大和西大寺

<和歌山県にある事業所>


和歌山

<三重県にある事業所>


四日市

<滋賀県にある事業所>


草津

<島根県にある事業所>


松江

<広島県にある事業所>


広島

<山口県にある事業所>


新山口駅

<愛媛県にある事業所>


松山

<福岡県にある事業所>


北九州/福岡赤坂/博多/久留米

<熊本県にある事業所>


熊本

<大分県にある事業所>


大分

<宮崎県にある事業所>


宮崎


ここまで紹介してきたいくつかの大手事業所に資料請求してみて、実際の足を運んで見学・比較してみましょう。

就労移行支援事業所の選び方

就労移行支援事業所を選ぶときは、まず事業所の情報を集め、実際に見学しながら、以下の3基準で比較して決めるようにしてください。

  1. プログラムが自分に合っているか
  2. 事業所の就職実績が優れているか
  3. 事業所の雰囲気が自分に合いそうか

当然なので深掘りはしませんが「自宅から通いやすいこと」も意識しながら、いくつか見学して「事業所の雰囲気が自分に合うか」を確かめましょう。

それぞれ簡単に解説していきます。

①プログラムが自分に合っているか

まず、プログラムが自分に合っているかを確認するようにしましょう。なぜなら、就労移行支援では「なにを指導すべき」という具体的なルールが存在していないので、事業所によって内容や質がバラバラだからです。

プログラム項目としては下記リストが一般的ですが、どこに力を入れているか、どういった障害や職種を取り扱っているのかを比較するようにしてください。

就労移行支援事業所のプログラム一覧
  1. 就労準備
    • 生活のリズムや体調管理
    • 障害への自己理解を深める(重要!!
  2. スキルアップ講座
    • 基礎スキル(コミュニケーション等)
    • 専門スキル(職業ごとの実践的訓練)
  3. 就職活動の支援
    • 書類作成や面接練習
    • 障がい者向け求人の紹介

事業所によって、①で得意としている障害や、②で取り扱っている職種が異なるので、確認するようにしてください。(例えば、発達障害専門であったり、美容や小売系職種を専門としていたり。)

なお、近年だとプログラミングやデザインといったITスキルを学習できる事業所が流行っていますが、動画学習した程度の職種未経験者を雇う企業は少ないので注意が必要です。

運営者
もちろんスキルも重要ですが「障害への自己理解を深めること」が一番重要です。初回面談で、事例を確認したり、いくつかアドバイスをもらったりして、信頼に足る事業所であるかを見極めましょう。

②事業所の就職実績が優れているか

次に、通所する事業所の実績を見て選ぶことも重要です。なぜなら、就労移行支援事業所は大小様々で全国3,000以上あり、当たり外れが大きいからです。

就職率が5割を超える事業所は23%だけ

就労移行支援を行う事業所が全部で3,019拠点あるうち、就職率が5割を超えるのは23%だけです

出典:厚生労働省(令和2年)

さらに、就職率がない事業所がなんと16%も存在します。このように、事業所にはハズレがたくさんあるので、実績を必ず確認してください。

運営者
特に、個人経営や小規模な事業者ほど注意が必要です。必ず大手を含む複数事業所を見学してください

「就職率」「定着率」「就職実績」の違い

多くの就労移行支援事業所では、「就職実績」を「就職率」と「定着率」をわけて表示していることが多いので、混合しないように注意してくださいね。

  • 就職率(就職者数÷利用者数)
  • 定着率(就職後の定着者数÷就職者数)

この2つを掛け算したものが「就職実績」です。要は「利用した人のうち、何名が就職後に定着したか」を表しているものですね。

※定着者数は、就職から6ヶ月後以上継続した人数

また、もし就職実績が確認できない事業所だった場合は、代わりに下記の実績を確認すると良いでしょう。

  • 運営団体に実績があるか
  • どういった企業と提携しているか
  • 障害者雇用の支援実績
運営者
基本的に大手であれば一定のサポート水準は期待できますが、小規模事業所は当たり外れが大きいので注意してくださいね。それこそ、提携している企業数が少なく、就職実績もない、なんてことがあるので。

③事業所の雰囲気が自分に合いそうか

また、事業所の雰囲気が自分に合っているかも確認するようにしましょう。週に何度も通所することになるので、合わないとストレスになります。

事業所見学で確認したいポイント
  • 事業所の雰囲気(机などの配置)
    • 例:個別ブースで黙々作業するタイプか
    • 例:オープンで和気藹々としたタイプか
  • スタッフさんの雰囲気
    • 指導内容が的確か、経験豊富か
    • 親身にサポートしてくれるか否か
    • 上から目線で偉そうな態度をしないか

就労移行支援事業所は、たいていどこも無料で見学や体験をすることができます。少なくとも2つ以上は確認し、比較してから判断したいですね。

運営者
余談ですが、自宅から通いやすいところにあるかも確認しておくと良いですね。やはり遠いと、どうしてもモチベーションが下がってしまうので。

ここまでのまとめ

ここまでご紹介したきた「就労移行支援事業所の選び方」を再掲すると下記の通りです。どれも重要な比較ポイントですね。

就労移行支援事業所の選び方
  1. プログラムが自分に合っているか
  2. 事業所の就職実績が優れているか
  3. 事業所の雰囲気が自分に合いそうか
運営者
これらを基準に、最低でも2つの事業所は見学して決めるようにしてくださいね!

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就職活動時のポイント

就職活動を行う場合は、下記のポイントを押さえて進めることをおすすめします。

では順番に見ていきましょう。

①自身の障害特性と必要な配慮を理解する

まずは、自身の障害特性と、職場環境に必要な配慮を理解して整理しておきましょう

発達障害と一口にいってもASDやADHDなど、特性は人それぞれなので「自分が何を苦手としていて何をストレスに感じるか」は前もって整理しておく必要があります。(次章「発達障害の種類別|必要な配慮を検討しよう」で詳しく解説します。)

それこそ、手帳を取得必要がないくらい軽度であれば「民間企業の一般枠」で就労することもできます。

反対に、困難が大きく配慮が必要なら「障害者雇用枠」を狙うなり、就労移行支援や就労継続支援といった「福祉的就労」から段階的に慣れるなり、といった選択肢があります。

より良い職場を選ぶためにも、自己分析は必須です

②とにかく向いていない仕事を避ける

自身の障害特性と必要な配慮を理解したならば、向いていないであろう仕事は避けて、できるだけストレスがかからない仕事を探しましょう。

もちろん、興味がある“やりたい仕事”を選ぶのも悪いことではありませんが、障害を持っている方は「ストレスを回避すること」のほうが遥かに重要です。

例えば、曖昧なコミュニケーション全般を苦手とするASD(自閉症スペクトラム障害)であれば、顧客の意図を汲むことが求められる“営業職”や“コンサルタント”といった仕事は向いていません。

仮に憧れの職業だった場合、最初は楽しく感じるかもしれませんが、3ヶ月もすれば高揚感は薄れ、できないことばかりの現実に苦痛を感じるようになります。

このように、障害の特性ごとで一定の得意不得意はあるので、自己分析と業界・企業研究をしたうえですり合わせを行いましょう。(仕事の向き不向きは、次章で詳しく説明します。)

③無理のない就労形態から段階的に慣れていく

仕事を探すときは、無理のない就労形態からはじめるようにしてください。他の精神疾患と併発している場合や、長期間のブランクがある場合は「週あたりの勤務時間をどれくらいにするか」から医師と相談しましょう。

もし、民間企業への就職が不安な場合は、福祉的就労(就労継続支援B型A型や就労移行支援)で、障害や体調にあわせて自分のペースで、必要なスキルを習得することが可能です。

民間企業での就職に少しでも不安がある場合は、無理をせず、段階を踏んで慣れていくことをおすすめします。(例えばSTEP3.就労移行支援の利用から始める、など)

どれにすべきか悩んだら、就労移行支援の大手であるウェルビーココルポートに相談してみてください。資料請求すると翌日には電話が来るので、気軽に話を聞けます。

④就職活動は一人で行わず、支援機関を活用する

発達障害は、認知や行動に障害特性が出ることがあるので、客観的な立場からアドバイスをくれて、障害者の転職事情に詳しい「支援機関」の力を借りることをおすすめします。

例えば、下記のような機関です。

どうしようか悩んだら発達障害者支援センターに相談してみてください。地域ごとのセンターの電話番号が記載しているので、すぐにつながります。

発達障害の種類別|配慮と仕事の向き不向き

発達障害と一言でいっても障害内容によって職場に求められる合理的配慮は大きく異なります。そのため個別に検討するようにしましょう。

発達障害の3分類
  1. ASD(自閉症スペクトラム障害)
    コミュニケーションが苦手
    特定のものや行動へのこだわりが強い
    一部の感覚が過敏または鈍麻
  2. ADHD(注意欠如・多動性障害)
    年齢に比べて落ち着きや注意力、集中力がない
    感情のコントロールができない
  3. LD(限局性学習障害)
    特定の学習(読む、書く、計算)が苦手
運営者
それぞれ下記の順番で解説してきますね。

  • 障害の特徴
  • 仕事をする上での困難
  • 職場環境に求めたい合理的配慮
  • 向いていない仕事
  • 向いている仕事

内容はあくまで、より多くの人に当てはまるであろう“例”です。症状が複雑な発達障害の場合、人によって異なる部分が多いので、大枠だけ参考にしてください。

ASD(自閉症スペクトラム障害)

ASDとは、コミュニケーション面で難を持つ障害です。一般の方からは「空気を読むことができない」「常識が通じない」と言われることが多いのではないでしょうか。

その病像は『スペクトラム(一定の幅)』と名称に付く通り、種類や重症度の点で非常に多彩です。

もともとは「自閉症」「アスペルガー症候群」と呼ばれていた2つの障害でしたが、2013年に名称が統合されました。これまで何度も名前が変わるほど、正確な判断が難しいとされている障害です。

ASDの特徴

人によりますが、下記で紹介する特徴のいずれか(あるいは複数)を持つ場合が多いです。

  1. コミュニケーションが苦手
    例:曖昧な表現を理解できない
    例:空気が読めない、意図を察することができない
  2. 特定の事柄や行動に強いこだわりを持つ
    例:何かを決めたら二度と変更できない
    例:他の人が気にしないことを異常に気にする
  3. 一部の感覚が過敏または鈍麻
    例:光(視覚)を強く感じやすい
    例:温度(触覚)を強く感じやすい

このように、ASDの方は、曖昧さを汲んで理解することができなかったり(空気が読めない)、さらに“何か”に強いこだわりを持っていたりすることが特徴です。

そのため、職務においても数々の課題に直面することでしょう。いくつかその例をあげていきます。

ASDが仕事で直面する困難の例

  1. コミュニケーションが苦手
    →上司の曖昧な指示を理解できない
    →白黒はっきりしないとストレスになる
  2. 特定の事柄や行動に強いこだわりを持つ
    →予定にまったく融通がきかない
    →ふと気になったことが頭から離れず集中できない
  3. 一部の感覚が過敏
    →部屋の明るさやブラインドにストレス(視覚)
    →冷暖房の温度管理に強いストレス(触覚)

このように、業務指示の理解を難しく感じる方や、曖昧なコミュニケーションや予定変更に強いストレスを感じる方が多いです。

そのため、必要な配慮として「①明瞭なコミュニケーション」であったり「②当人が持つこだわりに合わせること」が職場に求められます。(人によって異なるので個別相談は必須です。)

ASDが職場に求めたい合理的配慮

基本的にASDの方の多くは、上司や同僚の曖昧なコミュニケーションにストレスを感じることが多いので、明瞭に言語化してもらう配慮が必要です。

  1. コミュニケーションが苦手
    →明瞭なコミュニケーション
    ・指示は明瞭に言語化(文章で伝える)
    ・曖昧な表現はせずに、はっきりと伝える
    例1. あれ、これ、といった指示代名詞は使わない
    例2. 納期は1分1秒単位で伝え、幅を持たせない
  2. 特定の事柄や行動に強いこだわりを持つ
    →当人が持つこだわりに合わせること
    ・一度決めたことを変えず、計画通りに進行させる
    ・複数のことを同時に頼まない(シングルタスク中心)
  3. 一部の感覚が過敏
    →当人の過敏な感覚に配慮する
    ・ブラインドは開けない(視覚)
    ・耳栓やイヤホンの使用(聴覚)
    ・冷暖房の温度を一定値に変更(触覚)

上記はあくまで一例ですが、ASDとして自覚している特性を認識した上で、ストレスなく働くために必要な“合理的配慮”の内容を整理することが重要です。

運営者
もし仮に「自分の取扱説明書」を作るとしたら1ページにまとめてください。内容は、①要望(してほしい配慮)と②その理由だけで大丈夫です。

ASDが向いていない仕事

ASDの方は、下記の特徴を持つ仕事は向いていません。障害特性との相性が悪いので、強いストレスを感じることになります。

  • マルチタスクな仕事
  • 顧客コミュニケーションがある仕事
  • 変化が激しく柔軟な対応が必要な仕事
  • ルールやノウハウが体系化されていない仕事

そのため、以下の仕事は割けてください。

ASDが向いていない職種
  • 営業職、コンサルタント
  • コールセンター・オペレーター
  • 採用人事、秘書
  • 管理職、マネージャー

上記の仕事を避ければ、興味を持ったものに対して異常なほどの集中力を発揮する(過集中)場合があるので、求人を見ながら合う合わないを模索してみてください。

ASDが向いている仕事

おおむね以下の特徴のある仕事が向いている傾向にあります。

  • 一人でコツコツとできる仕事
  • ルールやマニュアルが明瞭な職種
  • 変化が少なく柔軟性が求められない仕事

そのため、以下の仕事が向いている傾向にあります。

ASDが向いている仕事
  • ライター
  • エンジニア、プログラマー
  • 経理、財務、法務、労務
  • デザイナー、設計

ただ、得意不得意は人それぞれなので、全員に該当するわけではありません。自分ができること、興味があることに向き合うのが重要なので、あくまで参考程度にしてください。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)

ADHDとは、注意欠如や多動性といった行動特性がある障害です。一般の方からは「落ち着きがない」「感情的で子供っぽい」と言われることが多いのではないでしょうか。

ここ数年でよく名前を聞くようになりましたが、職場・上司側がADHDの特徴を理解して適切な距離を保てば、スムーズなコミュニケーションが可能になります。

ADHDの特徴

特徴は「不注意」「多動-衝動性」の2つです。

  1. 不注意
    例:集中力がなく、気が散りやすい
    例:綿密に注意をすることができない
  2. 多動-衝動性
    例:感情コントロール、我慢ができない
    例:他者が予測できない突発的な行動をとる

このように、集中力が持続しない“不注意”と、感情のブレーキが効かず落ち着きがない“多動-衝動”の特徴を持つのがADHDです。

ADHDが仕事で直面する困難の例

飽きっぽくて続かないことから、“無責任と思われてしまう”場合もあれば、感情のブレーキが効きにくいので、“些細な不満からトラブルに発展する”場合もあります。

  1. 不注意
    →小さなミスが多くなる
    →タスク漏れが多くなる
    →仕事を完遂できない、納期を守れない
  2. 多動-衝動性
    →冷静さを失い衝動的な決断をする
    →感情を押さえられず攻撃的になってしまう
    →人間関係で衝突を起こしやすい

このように、ADHDの方は、“不注意”が強い方だと「最後までやり遂げることができない」ことが多く、“多動-衝動性”が強い方だと「人間関係で衝突を起こす」ことが多くなります。

運営者
ADHDの方は比較的、新しい物を考えるときの“企画力”が高い人が多いのですが、すぐに飽きてしまい実現までやり遂げることができない、というジレンマを抱えていることが多いですね。

ADHDが職場に求めたい合理的配慮

「不注意」は、注意が散ってしまう要因を減らせば軽減されます。一方で「多動-衝動性」は相手がいることでトラブルに発展するので「理解してもらい、一定の距離を保ってもらうこと」が重要です。

  1. 不注意
    →仕事に集中できる環境を整える

    例1. 机についたて設置して視線を遮る
    例2. 耳栓やヘッドホンで外部音を遮断する
    →ミスを許容できる仕事をもらう
    追加で別担当によるダブルチェックを徹底する
  2. 多動-衝動性
    →理解してもらい、一定の距離感を維持

上記はあくまで一例ですが、ADHDとして自覚している特性を認識した上で、ストレスなく働くために必要な“合理的配慮”の内容を整理することが重要です。

運営者
衝動性が高いADHDの場合だと、つい感情で動いてしまって後から後悔することが多いものです。職場とトラブルにならないためにもまずは「理解してもらうこと」が重要ですね。

ADHDが向いていない仕事

ADHDの方は、下記の特徴を持つ仕事は向いていません。障害特性との相性が悪いので、強いストレスを感じることになります。

  • マルチタスクな仕事
  • ミスが許されない仕事
  • 単純作業を繰り返す仕事
  • チームプレイが求められる仕事
  • 短期間で成果を確認できない仕事

そのため、以下の仕事は割けてください。

ADHDが向いていない職種
  • バックオフィス系全般(経理、事務など)
  • 飲食、接客業、工場作業
  • コールセンター、オペレーター
  • 管理職、マネージャー
  • 医師、看護師、弁護士等

上記の仕事を割けたうえで、自分が興味を持てて続けられそうな仕事を試してみてください。興味は人それぞれです。模索してみるようにしましょう。

ADHDが向いている仕事

それぞれの興味やスキルに大きく依存しますが、一般的には変化と創造性が求められ、短期間で結果が出る仕事が向いているとされています。

  • 変化がある
  • 自分の興味や創造性を追求できる
  • やった施策の効果が短期間で実感できる

例えば、以下のような仕事です。

ADHDが向いている仕事
  • 営業職/コンサルティング
    単一商品の販売ではなく、クライアントの課題をヒアリングして柔軟に提案するコンサルティング色の強い営業職のほうが強みを発揮できます。R&D等の研究職に従事する方も多いですね。
  • WEB系全般(企画、広告マーケ、クリエイティブ、デザイン等)
    施策効果がすぐに確認できないSEOよりは、短期間でPDCAを回すことができるWEB広告やSNS、Youtubeなどの方が刺激があって長続きします。

また、一定のスキルがあれば、なにかしらの事業主(経営者やブロガー等)として活躍することも期待できます(実際、多いですよね)。

ただ、「ADHDだからこの仕事がいい」という捉え方は主語が大きすぎるので注意してください。例えるなら「男性だから力仕事が向いている」くらいのものなので、参考程度にとどめましょう。

LD(限局性学習障害)

LD(限局性学習障害)とは、全般の知的発達に遅れはないものの、特定の学習能力(聞く、話す、読む、書く、計算する等)に困難が生じる障害です。

よくあるタイプとしては下記の3つがあります。

LD(限局性学習障害)の分類
  1. 読字障害(ディスレクシア)
    文字の“読解”に困難が生じる
  2. 書字障害(ディスグラフィア)
    文字を“書くこと”に困難が生じる
  3. 算数障害(ディスカリキュリア)
    “計算をすること”に困難が生じる

このように、知的能力障害がなく、適切な教育環境や教育歴と本人の努力や意欲があるにもかかわらず、特定の学習に困難が生じることが特徴です。

仕事だと、マニュアルやテキストを読むことができなかったり、耳から入ってくる情報の理解も困難が生じたりと、コミュニケーション全般で困難が生じやすい傾向にあります。

補足|就労移行支援の注意点

就労移行支援は、国からの補助金で運営される障害福祉サービスだけあって、基本的にはメリットだけですが、一部、注意点もあるので解説していきます

では順番に解説していきます。

① 長期間通う必要がある

1つ目の注意点は、一定期間は、事業所に通い続ける必要があるということです。いつでも辞められますが、就労準備には少なくとも2~3ヶ月はかかります。就職活動まで含めると、1年間くらい通う方が多いですね。

もし、すぐに働ける体調なら、転職エージェントの方がスピード感があるのでお勧めです。どんどん求人を紹介してもらえるので、早ければ1ヶ月で就職できます。

運営者
もちろん、預貯金状況を鑑みて『早めに就職したい』という方は、その旨を支援員に伝えれば、希望に沿った計画を立ててもらえるので安心してください。

② 時間が拘束され、収入がない状態が続く

基本的に、就労移行支援事業所に通所中は、アルバイトやパートで働くことができません。働けるなら、通う必要がないことになるので。

そのため、親族の扶養に入るか、あるいは「障害年金」や「生活保護」といった支援金制度を活用して、収入がない状態に耐えられる状況を作りましょう

<支援金制度一覧>
スクロール可能です→
支援金 対象 毎月の支給金額 期間上限
障害年金 ①初診日が特定できる
②かつ保険料の納付要件を満たす
└納付要件:年金未納がないこと等
③かつ障害認定日に、障害認定基準に該当する
└障害認定日:初診日から1年半後
└障害認定基準:受給できる基準
④かつ昨年の年収が約460万円以下

3級:約6万円〜
2級:約11万円〜
1級:約15万円〜

※子どもの数で増額
※年収が高いと減額
なし
生活保護 ①世帯年収が13万円以下
②かつ親族からの援助が不可能である
③かつ売却可能な資産を保有していない
④かつ働くことができない
約10~25万円
※扶養家族の人数次第
なし
傷病手当金 ①病気やケガで会社を休職していた
②かつ、休職期間に一定の収入がない
手取り額相当
※過去12ヶ月平均
1年半
失業保険 ①失業しており収入がない
└1年以上働いてから、自己都合退職
└または6ヶ月以上働いて、会社都合退職
②かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請)
約6~21万円
※退職前6ヶ月の給与次第
自己都合:3ヶ月
会内都合:6ヶ月
住居確保給付金 ①離職から2年以内
②かつ世帯年収と預貯金が、一定の金額以下
③かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請)
約5~7万円
※家賃と扶養家族次第
9か月
生活福祉資金貸付制度
(借りる)
①低所得である(例:独身で年収360万円以下)
②かつ日常生活で金銭的な困難を抱えている
約15~20万円
※借りられる金額
原則3ヶ月
最大12か月
2024年4月更新

休職中なら「傷病手当金」を。失業したなら「失業保険」を。そして、いずれにせよ「障害年金」の申請は試みてください。どうすればか困ったら全国の自治体にある『生活困窮者を対象にした相談窓口』に行けば、あなたの状況に合わせた制度を紹介してもらえます。

就労移行支援 お金がない

③ 交通費や食費代は自己負担となる

3つ目のデメリットとして、ほとんどのケースで、就労移行支援に通所する際の「交通費」や「食費代」は自己負担となることです。

ただ、一部の事業所では、お弁当が支給されるケースがあります。交通費は自己負担になるので、障害者手帳での割引を活用しましょう。

障害者手帳の交通費割引
  • 電車(50%割引)
  • タクシー(10%割引)

先述した通り、就労移行支援に通所中は「収入がなくなる」ので、自己負担があるのは痛手と言えるでしょう。

④ 世帯収入によっては、利用料金がかかる

9割以上の方は『自己負担なし(0円)』で利用していますが、昨年に『一定の世帯年収』がある方だと、利用料金が発生します。

「前年度の年収」に応じた料金上限
  • 年収300万円未満:0円/月
  • 年収300万円以上:最大9,300円/月
  • 年収600万円以上:最大37,200円/月

仮に料金が発生しても、1日あたり500~1,200円なので心配するほど高くはありません。また、生活保護を受けているなら負担額はゼロになります。

<世帯年収に応じた負担額の上限>
  世帯年収の目安 負担額の上限
生活保護 生活保護受給世帯
(~約156万円)
0円
低所得 市町村民税非課税世帯
(約156~約300万円)
0円
一般1 約300~約600万円 9,300円/月
一般2 約600万円以上 37,200円/月

出典:厚生労働省「障害者の利用者負担」

運営者
どんなに世帯年収が高くても、月額37,200円以上を負担することはありません。ほとんどの利用者が0円で利用しています。

⑤ 実践的で高レベルなスキルは得られない

勘違いされる方が多いのですが、就労移行支援に通っても、実践的かつ高レベルな職業スキルが身に付くわけではありません

なぜなら、そもそも就労移行支援は『体調や障害によって、働くことができない方向けのリハビリ施設』であり『スキル習得に特化した塾ではない』からです。

特に、近年は、利用者集めを目的に「プログラミング」や「デザイン」といったIT系スキルをエサに集客する事業所が多いですが『動画での自己学習』になるので限界があります。

実務経験なしでIT技術職を雇う会社は少ない

実際、デザイナーやエンジニアを未経験から雇う会社は限りなく少ない(特に精神障害があると、育成コストや離職リスクが高く...)ので、就職を急ぐなら避けましょう。

もし、好奇心でプログラミングやWEB制作を学習したいだけなら、progateudemyがお勧めです。

運営者
そもそも支援員スタッフが専門スキル(特にIT系)を持っていないので、わからなくても聞くことができないんですよね。

⑥ ハズレ事業所が多いので見極めが必要

6つ目の注意点は、事業所にはハズレが多いので『見極めが必要』なことです。国からの補助金目当てで開業し、実績のない事業所がたくさんあります

就職率が5割を超える事業所は23%だけ

就労移行支援を行う事業所が全部で3,019拠点あるうち、就職率が5割を超えるのは23%だけです

出典:厚生労働省(令和2年)

さらに、就職率がない事業所がなんと16%も存在します。このように、事業所にはハズレがたくさんあるので、実績を必ず確認してください。

運営者
特に、個人経営や小規模な事業者ほど注意が必要です。必ず大手を含む複数事業所を見学してください

補足|よくある質問とノウハウ一覧

最後に、就労移行支援事業所に関してよくある質問をFAQ形式で網羅的に解説していきます。気になる項目があればタップしてみてください。

就労移行支援
その他

Q. 就労移行支援とは?

就労移行支援とは、民間企業での就職を目指している障害者の方向けに、就労準備やスキルアップ、職探しを手助けしてくれる福祉サービスのことです。

運営者
言い換えれば、障害のある方が就職するための“学校”のようなものですね!

就労移行支援で受けられるプログラムには、下記のようなものがあります。

就労移行支援事業所のプログラム一覧
  1. 就労準備
    • 生活のリズムや体調管理
    • 障害への自己理解を深める(重要!!
  2. スキルアップ講座
    • 基礎スキル(コミュニケーション等)
    • 専門スキル(職業ごとの実践的訓練)
  3. 就職活動の支援
    • 書類作成や面接練習
    • 障がい者向け求人の紹介
運営者
就労移行支援には「なにを指導すべき」という具体的なルールが存在しておらず、事業所によって得意としている障害や、訓練できる職種がバラバラなので、詳しく確認することをおすすめしますよ!

Q.就労移行支援のメリットは?

就労移行支援を利用するメリットを一言でいうと「就職しやすくなること」です。具体的には、下記のものがありますね。

メリット
  1. 体調、生活のリズムが安定する
  2. 障害への理解が深まり、管理しやすくなる
  3. 組織でのコミュニケーション能力が上がる
  4. 就職や、就職後の定着を支援してもらえる
  5. 職業スキルが身に付く(事業所による)
  6. 自分が働く姿を、前向きに捉えられる
  7. 障害に理解のある友人、仲間ができる

これらのメリットの大きさは、就職実績(就職率や6ヶ月定着率)で評価することができるので、事業所ごとに見てみてください。

運営者
また、近年は学べる「職業スキル」(例:プログラミングやデザイン等)で差別化を図る事業所が増えているので、興味のある仕事で選ぶのもありだと思います!

Q.就労移行支援のデメリット・注意点は?

就労移行支援を利用することのデメリット・注意点は下記の通りです。

デメリット・注意点
  1. 時間が拘束され、収入がない状態が続く
  2. 長期間、事業所に通い続ける必要がある
  3. 原則、交通費や食費代は自己負担となる
  4. 世帯収入によっては、利用料金がかかる
  5. 実践的で高レベルなスキルは得られない
  6. ハズレ事業所が多いので見極めが難しい

④を補足すると、世帯年収が一定以上あると利用料金がかかりますが、90%以上の利用者は無料で使っているので安心してください。

Q. 就労移行支援の利用条件/対象者は?

障害福祉サービス受給資格を取得すれば、最長2年間利用することが可能になります。なお、受給者証は下記3条件を全て満たしている方が対象になります。

就労移行支援の対象者
  1. 18歳〜65歳未満
  2. 障害がある方
    障害者手帳または、医師の診断書が必要
  3. 企業等での就労または開業を希望する方で、就労が可能と見込まれる方

就労移行支援の事業所は『訓練を受ければ、就労できるようになる方』向けのサービスなので、定年を超えた65歳以上は対象外です。

Q. 就労移行支援の料金は?

9割以上の方は『自己負担なし(0円)』で利用していますが、昨年に『一定の世帯年収』がある方だと、利用料金が発生します。

「前年度の年収」に応じた料金上限
  • 年収300万円未満:0円/月
  • 年収300万円以上:最大9,300円/月
  • 年収600万円以上:最大37,200円/月

仮に料金が発生しても、1日あたり500~1,200円なので心配するほど高くはありません。また、生活保護を受けているなら負担額はゼロになります。

<世帯年収に応じた負担額の上限>
  世帯年収の目安 負担額の上限
生活保護 生活保護受給世帯
(~約156万円)
0円
低所得 市町村民税非課税世帯
(約156~約300万円)
0円
一般1 約300~約600万円 9,300円/月
一般2 約600万円以上 37,200円/月

出典:厚生労働省「障害者の利用者負担」

運営者
どんなに世帯年収が高くても、月額37,200円以上を負担することはありません。ほとんどの利用者が0円で利用しています。

Q. 利用したいけどお金がない場合は?

親族からの仕送りを受けられない場合は、各種給付金や貸付金制度を利用することをおすすめします。具体的には下記の通りです。

<支援金制度一覧>
スクロール可能です→
支援金 対象 毎月の支給金額 期間上限
障害年金 ①初診日が特定できる
②かつ保険料の納付要件を満たす
└納付要件:年金未納がないこと等
③かつ障害認定日に、障害認定基準に該当する
└障害認定日:初診日から1年半後
└障害認定基準:受給できる基準
④かつ昨年の年収が約460万円以下

3級:約6万円〜
2級:約11万円〜
1級:約15万円〜

※子どもの数で増額
※年収が高いと減額
なし
生活保護 ①世帯年収が13万円以下
②かつ親族からの援助が不可能である
③かつ売却可能な資産を保有していない
④かつ働くことができない
約10~25万円
※扶養家族の人数次第
なし
傷病手当金 ①病気やケガで会社を休職していた
②かつ、休職期間に一定の収入がない
手取り額相当
※過去12ヶ月平均
1年半
失業保険 ①失業しており収入がない
└1年以上働いてから、自己都合退職
└または6ヶ月以上働いて、会社都合退職
②かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請)
約6~21万円
※退職前6ヶ月の給与次第
自己都合:3ヶ月
会内都合:6ヶ月
住居確保給付金 ①離職から2年以内
②かつ世帯年収と預貯金が、一定の金額以下
③かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請)
約5~7万円
※家賃と扶養家族次第
9か月
生活福祉資金貸付制度
(借りる)
①低所得である(例:独身で年収360万円以下)
②かつ日常生活で金銭的な困難を抱えている
約15~20万円
※借りられる金額
原則3ヶ月
最大12か月
2024年4月更新
就労移行支援 お金がない

Q. 就労移行支援を利用するまでの流れは?

下記の流れで利用できます。

利用するまでの流れ
  1. お問い合わせ
  2. 無料見学・面談
  3. 無料体験
  4. 利用申請手続き(受給者証発行)
  5. 利用開始(利用できるのは2年間まで)

ちなみに、お問合せから利用開始までは、長くても1~2ヶ月ですね。

Q. 就労移行支援に向いている人は?

下記に該当するのであれば、就労移行支援の利用をおすすめします。

向いている人
  1. 今すぐの就職に自信がない
    • 週4~5勤務は自信がない
    • 1日8時間働くのは厳しい
  2. 障害特性や配慮事項が明確でない
  3. 職業訓練でスキルアップしたい

悩んだら、大手のウェルビーココルポートに相談してみてください。資料請求すると電話が来るので話を聞けます。

Q. 就労移行支援に向いていない人は?

下記に該当するのであれば、就労移行支援を使うべきではありません。別のサービスを利用するようにしましょう。

向いていない人
  1. 体調が回復していない、安定していない
    →自立訓練やリワークデイケアを利用しよう
  2. すぐにでも働ける就職準備ができている
    転職エージェントを使おう
  3. 専門的なスキルを身に付けたいだけ
    専門サービスの方がずっと効率的
  4. 就職先の紹介をしてもらいたいだけ
    転職エージェントを使おう
  5. 数ヶ月通所しても就労意欲が湧かない
    就労継続支援を検討しよう

また、就労移行支援に通っている間は、収入がなくなってしまうので、親の扶養に入るか、仕送りをしてもらうか、各種支援金を受給するようにしてください

<支援金制度一覧>
スクロール可能です→
支援金 対象 毎月の支給金額 期間上限
障害年金 ①初診日が特定できる
②かつ保険料の納付要件を満たす
└納付要件:年金未納がないこと等
③かつ障害認定日に、障害認定基準に該当する
└障害認定日:初診日から1年半後
└障害認定基準:受給できる基準
④かつ昨年の年収が約460万円以下

3級:約6万円〜
2級:約11万円〜
1級:約15万円〜

※子どもの数で増額
※年収が高いと減額
なし
生活保護 ①世帯年収が13万円以下
②かつ親族からの援助が不可能である
③かつ売却可能な資産を保有していない
④かつ働くことができない
約10~25万円
※扶養家族の人数次第
なし
傷病手当金 ①病気やケガで会社を休職していた
②かつ、休職期間に一定の収入がない
手取り額相当
※過去12ヶ月平均
1年半
失業保険 ①失業しており収入がない
└1年以上働いてから、自己都合退職
└または6ヶ月以上働いて、会社都合退職
②かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請)
約6~21万円
※退職前6ヶ月の給与次第
自己都合:3ヶ月
会内都合:6ヶ月
住居確保給付金 ①離職から2年以内
②かつ世帯年収と預貯金が、一定の金額以下
③かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請)
約5~7万円
※家賃と扶養家族次第
9か月
生活福祉資金貸付制度
(借りる)
①低所得である(例:独身で年収360万円以下)
②かつ日常生活で金銭的な困難を抱えている
約15~20万円
※借りられる金額
原則3ヶ月
最大12か月
2024年4月更新

休職中なら「傷病手当金」を。失業したなら「失業保険」を。そして、いずれにせよ「障害年金」の申請は試みてください。どうすればか困ったら全国の自治体にある『生活困窮者を対象にした相談窓口』に行けば、あなたの状況に合わせた制度を紹介してもらえます。

Q. 就労移行支援事業所の選び方は?

まずは事業所の情報を集め、実際に見学しながら、以下の3基準で比較して決めるようにしてください。

就労移行支援事業所の選び方
  1. プログラムが自分に合っているか
  2. 事業所の就職実績が優れているか
  3. 事業所の雰囲気が自分に合いそうか

事業所によって当たり外れが大きいので注意して選ぶようにしてくださいね。これらを基準に、最低でも2つの事業所は見学できると良いでしょう

Q. 就労移行支援事業所の探し方は?

下記5通りの方法から探すことができます。

就労移行支援事業所の「探し方」
  1. 大手で有名な事業所から優先的に探す
  2. 障害福祉サービスの検索サイトで探す
  3. Googleマップから探す
  4. お住まいの役所窓口に行って相談する
  5. 行きやすい専門機関に行って相談する

まずは「①大手で有名な事業所から優先的に探す」から比較基準を自分の中に作ることをお勧めします。

Q. 就労移行支援と転職エージェントの違いは?

障害者が利用できる就職支援サービスには「就労移行支援」と「転職エージェント」の2種類があります。それぞれの特徴は下記の通りです。

就労移行支援とエージェントの特徴
  • 就労移行支援
    • 就労に向けたトレーニングが中心
    • 就労できる準備が整っていない方向け
    • フルタイム勤務に自信がない方におすすめ
  • 転職エージェント
    • 求人紹介と選考サポートが中心
    • 就労できる準備が整った方向け
    • 障害が軽度の方におすすめ

このように、就労できる自信がない方向けにリハビリをおこなうのが就労移行支援で、就労できる準備が整った方向けに就職支援をするのが転職エージェントです。

詳しいサービス内容の違いを表で整理しました。

  就労移行支援 エージェント
説明会や見学会 ◯あり ×なし
体調管理トレーニング ◯あり ×なし
スキルのトレーニング ◯あり ×なし
求人紹介 ◯あり ◎多い
書類作成サポート ◯あり ◎強い
面接練習サポート ◯あり ◎強い
入社時の条件交渉 ×なし △会社次第
入社後の職業定着支援 ◯あり △浅い

このように、就労移行支援は満遍なくサポートを受けることができる一方で、転職エージェントは求人紹介と転職支援に特化していることが大きな違いです。

もちろん併用することが可能なので、自信がない方は、まずは就労移行支援を利用してリハビリしつつ、慣れてきたら転職エージェントも登録して効率的に就職活動をおこなう、といった使い方もできます。

Q. 自立訓練とは?

自立訓練とは、障害のある方の“自立”を目的に、生活能力の維持・向上を目指していく障害福祉サービスのことです。身体障害がある方には『機能訓練(リハビリ)』をおこない、精神障害がある方には『生活訓練』をおこなっています。

この『生活訓練』には、例えば、身だしなみや金銭管理といったものから、ストレス対処や生活リズムの安定化など、施設によって様々なプログラムが用意されています。

生活訓練のプログラム例
  • 生活系プログラム
    • 金銭管理
    • 身だしなみ
    • 食事、洗濯、掃除など
    • 地域生活のマナー など
  • 体調管理系プログラム
    • ストレス対処
    • 生活リズムの整え方
    • アンガーマネジメント
  • レクリエーション系プログラム
    • グループミーティング
    • 音楽、調理
    • 行事、イベント、ゲーム等

お住まいの自治体によっては、在宅訓練を受けることができる場合もあるので「外出することが、体力的にも精神的にも不安」という方にもおすすめです。

Q.リワークデイケアとは?

リワークデイケアとは、大学病院やメンタルクリニックといった『精神科の医療機関』によって実施される、復職及び再休職予防のための復職支援プログラムです。

具体的なプログラム内容は、リワーク施設ごとにやや異なっていますが、概ね下記のような流れで、復職を目指していくことが多いですね。

リワークの内容例
  1. 生活リズムを整え、習慣的に身体を動かす
  2. プログラムで気づきを得る
  3. スタッフと課題を共有して計画を練る
  4. 再発防止のための方法を検討する
  5. 復職に向けて会社と面談する

普段通っているクリニックで実施しているリワークプログラムがあれば、そこに通うのがベストです。あなたの障害には理解があるはずなので。

Q.就労継続支援とは?

就労継続支援とは、民間企業等で働くことが困難な場合に、障害や体調にあわせて無理なく、就労訓練や仕事をすることができる福祉サービスです。

下記の2パターンが存在しています。

就労継続支援の種類
  1. A型事業所
    雇用契約を結び、最低賃金以上の給与がある
    例:データ入力、飲食店ホール、パッキング等
  2. B型事業所
    雇用契約は結ばず、軽作業の就労訓練をする
    例:刺繍、部品加工、農作業、クリーニング等

簡単に違いを整理しました。

  A型事業所 B型事業所
雇用契約 結ぶ 結ばない
報酬 最低賃金以上の給与 進捗に応じた工賃がある
平均金額
(2021年)
月給81,645円
(時給だと926円)
月給16,507円
(時給だと233円)
職種の例 データ入力、飲食店ホール
、パッキング等
刺繍、部品加工、
農作業、クリーニング等

出典:厚生労働省 「障害者の就労支援対策の状況」2021

実際の訓練および職業内容は、事業所によって異なるので確認してみてくださいね。

当サイトのアンケート取得に関して

就労移行支援の口コミを、定期的に取得しています。

調査概要

調査人数:563人
調査期間:2022年11月1日〜2024年4月1日
調査方法:大手アンケート調査会社及び自社取得

<アンケート回答を出力したもの>

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