テックキャンプは、プログライミングスクール兼転職エージェントです。一定名の知れたサービスですが、悪い評判がないか、登録すべきか気になりますよね。
このページでは、他の転職サービスと比較しながら、メリットデメリットを網羅的に解説。最後まで読めば、使うべきか否かを判断できます。
テックキャンプの特徴まとめ
求人数 | 不明 | 口コミ評判 | ★★★★☆ |
主な学習内容 | Webサービス開発、オリジナルサービス開発、Webデザイン、AI(人工知能)入門・応用など | ||
エリア | 全国(教室:渋谷、大阪、名古屋、福岡) | ||
本社所在地 | 〒150-0044 東京都渋谷区円山町19番1号渋谷プライムプラザ12階 |
「テックキャンプ(旧テックエキスパート)」は株式会社divが運営する、実績・知名度ともに国内最大級のプログラミングスクール。
テックキャンプの代表者であり、インフルエンサーでもある「マコなり社長」や、ホリエモンこと堀江貴文氏が同社サービスを絶賛したことで、サービス名をご存知の方も多いのではないでしょうか。
テックキャンプで特徴的なのが「学習効率を追求した独自の教育プログラム」や「各種専属トレーナーによるサポート」、そして転職成功率99%を誇る「転職サポート」です。
メンター(講師)に質問し放題の学習環境や、わかりやすいオリジナル教材など、初心者からでもエンジニアとして稼げるようになるための徹底したサポート体制が最大の強み。
万が一転職できなかった場合でも受講料の全額返金が保証されていますので、未経験からIT転職を目指す方は、ぜひ一度無料カウンセリングで相談してみてください。
公式サイト
https://tech-camp.in/
次章からは、利用者の口コミを分析してわかった、テックキャンプの良い評判と悪い評判を詳しく解説していきます。
口コミからわかる良い悪い評判を検証
幅広い年代、地域、職種の300人を対象に実施した調査から、テックキャンプの特徴を整理すると、以下のようになりました。
- 3人の専属スタッフから手厚いサポートを受けられる
- 実務の工程を効率良く学べる教育プログラム
- 「転職成功率99%」の転職サポートが充実
それでは、個別に解説していきます。
良い評判・メリット①
3人の専属スタッフから手厚いサポートを受けられる
テックキャンプには学習や転職の支援、そして受講生のメンタルケアや進路アドバイスなどの役割を担うスタッフが在籍。受講生はスタッフたちから、最適かつ手厚いサポートを受けられます。
スタッフの具体的な名称と役割は以下の通りです。
- 「メンター(講師)」学習をサポート
- 「キャリアアドバイザー」転職をサポート
- 「ライフコーチ」学習の管理やアドバイス、受講生のマインドケアや人生の進路指導など
スタッフたちは、受講生がそれぞれの段階でぶつかる課題や悩みの相談に乗ってくれるだけでなく、挫折せず最後までカリキュラムをやり切るためのサポートもしてくれます。
受講生からの口コミからも、テックキャンプスタッフのサポートに対する高い満足度や信頼が伺えました。
独学では継続が困難なプログラミング学習や、IT企業への転職などには、テックキャンプの専属スタッフ達が大いに力になってくれるでしょう。
良い評判・メリット②
実務の工程を効率良く学べる教育プログラム
テックキャンプの教育プログラムでは「エンジニアが実際の現場で行うすべての工程を、一連の流れとして学ぶことができる」というのも大きなメリット。
受講生の口コミを見てみても、その多くがテックキャンプのオリジナル教材や学習環境について「内容がわかりやすく、しっかり理解できる」と高く評価していました。
同サービスには主に、「エンジニア転職」「プログラミング教養」「デザイナー転職」の3つの学習コースが用意されています。
こちらのコースでは、単なる学習だけでなく、現場に入ってから求められる「設計・開発・インフラ・運用」という実務工程全てを学ぶことが可能です。
さらに、ハイレベルな学習内容を初心者でも短期間に習得するため、カリキュラムには多くの工夫が凝らされています。
例えば「テックキャンプ イナズマ」という、プログラミング教養コースのオンライン限定カリキュラムがそのひとつ。
これは7日間(合計30時間)という超短期間に、完全未経験からWebサービス開発の一連の流れまで集中的に学ぶことができるプログラムです。独学では挫折してしまった方や、仕事などで忙しいビジネスマンなどに人気があります。
また、学習環境にも、以下のような多くのこだわりがあります。
- メンターに質問し放題の学習環境
- 実際の開発現場に近いチーム開発を経験できる
- 他の参加者とのグループワークや、メンターによるサポートなどでモチベーションケア
- 改善を重ねたオリジナル教材
- 効率化により学習時間を短縮(未経験からプロのエンジニアスキルを学ぶ学習時間:通常約1000時間かかる内容を600時間に圧縮)
良い評判・メリット③
「転職成功率99%」の転職サポートが充実
テックキャンプの強みとして外せないのが、充実した「転職サポート」。
年齢制限なし・未経験からのエンジニア転職支援でありながら、転職成功率99%(※)という国内トップクラスの実績を誇っています。
本サポートのメリットは「転職の質の高さ」と、万が一転職できなかった場合の「転職成功保障」の2つ。
テックキャンプの転職サービスには、主に「エンジニア転職」「フリーランスエンジニアとしての独立支援」の2つのコースが用意されており、転職が決まるまで専属のキャリアアドバイザーが面談や求人紹介、面接対策などマンツーマンで転職活動をサポートしてくれます。
さらに、モチベーションやメンタルケアなどの相談には、ライフコーチと呼ばれる専任スタッフからアドバイスをもらうこともできますよ。
また、転職先となるテックキャンプの提携企業には「DMM.com」「U-NEXT」「LIVESENSE」など有名な大手IT企業も多く、転職成功者の約6割が、こうした自社サービス企業へ転職しています。
さらに、正社員としての採用も転職者全体の9割と、高い水準をキープ。
このように、単なるIT転職ではなく、エンジニアとしての長期的なキャリア・スキルアップまで視野に入れた、質の高い転職サポートが受講生に好評です。
さらにテックキャンプには「ITエンジニア転職保証」があり、学習終了後に転職できなかった場合には、受講料を全額返金してもらえます。
返金を受けるにはいくつか条件がありますが、テックキャンプでは未経験からのエンジニア転職に、ほぼノーリスクで挑戦できると言っても過言ではありません。
テックキャンプにはこうした転職サポートや保障制度が充実していますので、エンジニアとして転職(就職)を目指す方にとっては、テックキャンプは非常におすすめしたいサービスです。
悪い評判・デメリット①
メンターやアドバイザーの質に当たり外れがある
テックキャンプには「メンター(講師)に質問し放題」という強みがありますが、その分担当となるメンターの質にばらつきがある、というデメリットもあります。
質問に対し素早く・正確に答えてくれるメンターがいる一方で、適当な答え方で納得のいく回答をもらえない、メンターによって回答内容が違う、など、その対応には当たり外れがあるようです。
受講生の口コミでも、現場経験のないメンターに対応されたことに不信感を持った、ライフコーチの必要性があまり感じられなかったなど、スタッフに対する不満が見られました。
また、メンターに対する口コミに「受講生の人数に対し、メンターの数が少なくて質問しづらい雰囲気」といった、数に関する言及もありました。
オンラインではなく、オフラインで学習する教室では特に、受講生に対してメンターの人数が不足しており、質問しづらいケースもあるようです。
そもそもテックキャンプのメンターは、受講生と同じカリキュラムの学習を終えて、メンター試験に合格した人が採用されています。学習におけるつまずきポイントやその乗り越え方などをメンター自身で経験しているため、受講生の目線に立って親身に支援してくれるのです。
しかし、それは裏を返せば、エンジニアとしての実務経験が無いメンターも存在する、ということになります。質問内容によっては詳しく答えられないメンターも、一部いることは事実だと言えるでしょう。
ですが、アドバイザーによる対応の違いや相性は、他社スクールでもあることです。
テックキャンプの規則では「メンターの指名や変更は原則行えない」とありますが、どうしてもメンターと合わないと感じる場合は、一度相談してみましょう。
悪い評判・デメリット②
基本的に自分で学習を進めなければならない
テックキャンプの学習方法は、基本的に自習スタイル。
オンライン・オフライン(教室)それぞれ好みの学習スタイルを選ぶことができ、学習期間中はメンターに質問し放題ですが、カリキュラムは自力で内容を調べながら進めていかなければなりません。
予備知識のない初心者にはわからないことが多く、学習ペースについていくのが大変と感じる方や、自主学習スタイルそのものが合わないという方は、テックキャンプの利用は控えた方が良いでしょう。
また、テックキャンプのカリキュラム通りに学習を進めていくと、用意された課題のサービスは一応完成します。カリキュラムをこなしていくことで、知識、技術ともに身に付くのは間違いありません。
しかし、実際の開発現場に入ってからも応用が効くほど内容を深く理解したり、新たなプログラムを自力で構築できるようになるのは容易なことではないのも事実です。
もちろんメンターは学習をサポートしてくれますが、あくまで「サポート」であり、手取り足取り全てを教えてくれるわけではありません。
原則として、壁にぶつかる度に自分で調べ、解決しながら学習していくことになるでしょう。
とは言え、日々進化し続けるIT業界に身を置くエンジニアには、新たな技術を学び続ける継続力と、わからないことは自力で調べ、スキルアップしていく学習意欲が求められます。
そういった「自走力」を養うという意味でも、テックキャンプを利用した自学自習で、スキルを向上させていきましょう。
悪い評判・デメリット③
実務レベルのスキルを身につけるのは難しい
未経験からプロレベルまで、幅広くテクノロジースキルを学び、エンジニアとして稼げる人材になることを目指すテックキャンプ。
ですが、考え抜かれたその学習内容に対しても、受講生の中には「趣味レベルのスキルしか身につかない」と不満に感じる方も一部いるようです。
実際に口コミからは「カリキュラムに必死に取り組んでも、結局は趣味程度のスキルしか身につかなかった」「応用力のない基礎的な技術レベルまでしか学べず、物足りなく感じた」という声が挙がっていました。
しかし、テックキャンプには、よりハイレベルなスキル習得を目指す方向けのサービスも用意されています。
例えば、プログラミング教養コースの「オリジナルサービス開発」という学習コンテンツがそのひとつです。
こちらは、ゼロから自分だけのオリジナルサービス制作を目指すカリキュラムで、メンターのサポートを受けながら、自作したサービスをWeb上に公開するところまで、本格的に学ぶことができます。
また「エンジニア転職」コースは、未経験からプロのWebエンジニアの技術を学べるプロフェッショナルコース。
500〜600時間の学習時間をかけて、よりハイレベルなスキルをじっくり身につけられます。
上記以外のコースでも、受講生同士でのチーム開発経験など、実務に近い貴重な経験を積むこともできますので、学習内容が全くの無駄になるということはありません。
自分が何を目標としていて、その達成のためにどんな学習が必要なのか、ライフコーチなどにも相談しながら、自分に最適な学習コンテンツを選びましょう。
結論|こんな人におすすめ
ここまでで解説したテックキャンプの良い評判と悪い評判を再掲すると、以下のようになります。
- 3人の専属スタッフから手厚いサポートを受けられる
- 実務の工程を効率良く学べる教育プログラム
- 「転職成功率99%」の転職サポートが充実
- メンターやアドバイザーの質に当たり外れがある
- 基本的に自分で学習を進めなければならない
- 実務レベルのスキルを身につけるのは難しい
テックキャンプは、転職サポートも兼ね備えた、国内最大級のプログラミングスクールです。
自学自習スタイルが苦手な人には不向き、身に着けられる技術が実務レベルではないなどのネガティブな口コミはあるものの、効率良くプログラミングを学べるカリキュラムや、高い転職成功率などの良い部分もあるので、登録して損はないサービスだと言えるでしょう。
上記を踏まえると、テックキャンプは以下に当てはまる方に特におすすめできます。
- IT業界へ転職を考えている方
- 自走しながら学習を進められる方
- 丁寧なサポートを受けながら転職活動をしたい方
利用は無料なので、気軽に相談してみましょう。
公式サイト
https://tech-camp.in/
とはいえ、より良い求人を見つけるためには複数併用すべきです。
そのため、テックキャンプだけでなく、次で紹介するような転職エージェントもチェックしていきましょう。
他のおすすめ転職エージェント
ここでは他に登録したい転職エージェントを紹介していきます。1社に絞らず、複数サービスを利用することで、応募できる求人の幅を広げるようにしてください。
- 総求人数
- 利用満足度調査(詳細)
- 実際に利用した体験談
まずは比較表から見ていきましょう!
順位 | 名称 | 総合評価 | 掲載求人数 | コメント | 公式サイト |
1位 | リクルートエージェント |
★★★★☆ 4.4/5.0 |
約38万件 全国 |
短期間で転職をしたいなら登録必須 取引企業数が多く、新着求人がほぼ毎日届く |
|
2位 | ワークポート | ★★★★☆ 4.3/5.0 |
約10万件 全国対応 |
営業職やIT系の未経験向け求人が多い 20代前半〜中盤でキャリアに悩む方におすすめ |
|
3位 | dodaエージェント | ★★★★☆ 4.1/5.0 |
約28万件 全国対応 |
地方や職種などバランスの良い求人がある スカウトの届く求人サイトとしての運用が可能 |
|
4位 | マイナビエージェント | ★★★☆☆ 3.9/5.0 |
約7万件 都心部のみ |
新卒ナビサイト最大手の企業提携数が魅力 若手で幅広い業界を見たいならおすすめ |
|
5位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 3.9/5.0 |
約1.2万件 全国 |
外資やITベンチャー等幅広く案件を保有 年収800万円以上での転職なら利用したい |
転職エージェントは最初から一つに絞る必要はありません。良い求人を見逃しにくくなるように、2~3社は登録しておきましょう。もしどこに登録しようと迷ったら上位2社(リクルートエージェント、ワークポート)から利用して良かったところに絞ることをお勧めします。
リクルートエージェントは、人材業界No.1の求人数と実績を誇る転職エージェントです。求人数は常時30万件以上と、さまざまな地域・業界・職種の求人を網羅しています。
実際のところ、大手企業や人気企業となると、リクルートを使っていない企業のほうが珍しいと思うので、新着求人にいち早く応募するためにとりあえず登録しておくことをおすすめします。
ただ、基本的には一度の面談のみで、最低限のフォローのみです。システムが自動で求人紹介してくるだけなので、個別支援には期待できません。求人数が多いサイトに登録するような感覚での利用をおすすめします。
【公式】https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントの基本情報 | |
タイプ | エージェント |
得意 | 総合(全業界、全職種) |
対象地域 | 全国+海外(WEB面談実施中) |
求人件数 | 595,014件(うち非公開求人は231,950件) |
運営会社 | 株式会社リクルート |
認可番号等 | 有料職業紹介:13-ユ-313011 Pマーク:17000021(09) |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
2位.ワークポート
- IT/ゲーム業界、営業職に強い
- 20代(第二新卒~20代後半)に強い
- 未経験者向けのサポートが充実
ワークポートは、全国トップクラスの求人数を持つ転職エージェントです。IT業界やゲーム業界、営業職の案件が多いですね。急拡大している組織だからか、他転職エージェントと比べると若い担当者が多く、レベルに差があるように感じるかもしれません。
ただ、第二新卒から20代までの方を対象に、根気強いサポートをしているので「就職したけどこのままでいいのだろうか」と悩んでいる方は一度、求人だけでも見てみると良いでしょう。
ワークポートの基本情報 | |
タイプ | エージェント |
得意 | IT系、営業職 |
対象地域 | 全国(WEB面談実施中) |
求人件数 | 94,417件(非公開求人は不明) |
運営会社 | 株式会社ワークポート |
認可番号等 | 有料職業紹介:13-ユ-040590 Pマーク:21000352(08) |
公式サイト | https://workport.co.jp |
3位.dodaエージェント
- 転職サポート付きの求人サイト
- 自身で求人に応募可能
- 非公開求人はエージェント登録が必要
- アドバイザーの評判は割れる
- 定期的なイベント開催あり
dodaエージェントは、業界トップクラスの求人数を持つ「doda(求人サイト)」で利用することができる転職支援サービスです。TVCMも配信していて非常に勢いがある一社ですね。
担当者の評価はややネガティブなものが多いですが、厚生労働省から「優良事業者認定」を受けています。利用すると、好条件な傾向が高い「非公開求人」を紹介してくれるようになるので、ぜひ利用しましょう。
【公式】https://doda.jp/
dodaエージェントの基本情報 | |
タイプ | サイト+エージェント |
対象地域 | 全国+海外(WEB面談実施中) |
求人件数 | 264,158件(うち非公開求人は39,709件) |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
認可番号等 | Pマーク:10860051(10) 有料職業紹介:13-ユ-304785 職業紹介優良事業者:第2304002(01) |
公式サイト | https://doda.jp/ |
4位 マイナビエージェント
- 求人数は都心部に限定される
- 最大手に比べるとやや劣る
- 特に、地方求人は少ない
- 20代向けのサポート力が高い
- 優良事業者認定あり
- アンケートでも若手の評価が高い
マイナビエージェントは、新卒大手のマイナビが運営する20代30代といった若手〜ミドル層向けの転職エージェントです。
若年層向けに丁寧なサポートを行なっていることが特徴で、厚生労働省から「職業紹介優良事業者」の認可を受けています。
他エージェントと違って、各分野別(医療、介護、保育)でも認定されているので、会社全体として優れたサポートをしていることがわかりますね。業界や職種ごとに部門が分かれており専門性が高いので、一度相談してみることをおすすめします。
ただ、やや若手向けなので、年収800万円越えの求人を探すのであれば、JACリクルートメントやビズリーチといった高年収専門サービスと併用してください。
マイナビエージェントの基本情報 | |
タイプ | エージェント |
対象地域 | 首都圏、大阪、福岡、名古屋(WEB可) |
求人件数 | 68,009件(うち非公開求人は18,976件) |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
認可番号等 | Pマーク:10821880(09) 有料職業紹介:13-ユ-080554 職業紹介優良事業者:2102006(03) |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp |
5位 type転職エージェント
- 首都圏の求人に特化している
- サポートが丁寧でセミナー多数開催
- 女性特化型サービスもあり
type転職エージェントは、一都三県の案件を中心に取り扱う中堅どころの転職エージェント。求人件数は最大手ほどではありませんが、利用者一人ひとりにじっくりと手厚いサポートをしているため『利用者満足度87%』と高いことが特徴です。
在籍するキャリアアドバイザーは得意領域ごとに分かれており、利用者の経歴や希望職種、適性に合った選考対策(書類添削や面接対策)を受けることができるので、ぜひ相談してみてください。
よくある質問・転職ノウハウ
最後に、よくある質問と転職ノウハウをFAQ形式で整理しました。少しでもお役に立てれば幸いです。
- 転職エージェントはなぜ無料?
- 転職エージェントのメリットは?
- 企業が転職エージェントを利用するメリット
- 転職エージェントの仕組みは?
- 転職エージェントは複数利用すべき?
- 転職エージェントは何社利用すべき?
- 転職エージェントに登録したら会社にバレる?
- 転職エージェント利用の流れ
- 転職エージェント活用ポイント
Q. 転職エージェントはなぜ無料?
職業安定法によって「求職者から手数料や報酬を受けてはならない」と定められているからです。
(手数料)
第三十二条の三 第三十条第一項の許可を受けた者(以下「有料職業紹介事業者」という。)は、次に掲げる場合を除き、職業紹介に関し、いかなる名義でも、実費その他の手数料又は報酬を受けてはならない。
一 職業紹介に通常必要となる経費等を勘案して厚生労働省令で定める種類及び額の手数料を徴収する場合
二 あらかじめ厚生労働大臣に届け出た手数料表(手数料の種類、額その他手数料に関する事項を定めた表をいう。)に基づき手数料を徴収する場合
○2 有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。ただし、手数料を求職者から徴収することが当該求職者の利益のために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、同項各号に掲げる場合に限り、手数料を徴収することができる。
引用元:職業安定法32条の3第2項
上記のように、一部の例外を除いて、有料職業紹介事業者(転職エージェント)は、求職者(仕事を探している人)から、手数料を受け取ってはいけない決まりがあります。
Q. 転職エージェントの仕組みは?
採用された場、採用企業から報酬を受け取る仕組みです。その金額は『想定年収の2~3割ほど』にあたり、年収500万円で転職させると100~150万円が支払われることになります。
一見、高い金額に見えるものの、転職エージェントが候補者を集めて提案までしてくれるため、「より募集要項に合った人材を工数をかけずに採用できる」という利点から、積極的に人材募集している企業であれば必ず利用しています。
そのため、転職エージェントにとっては、最優先されるべき取引相手は採用企業なので、信用しすぎないように注意してください。
Q. 転職エージェントを使うメリットは?
転職エージェントのメリットを一言で言うと「転職の成功確率があがること」で、具体的には下記2点です。
①好条件な求人を紹介してもらえる
一般的に、転職エージェントの方が、求人サイトよりも求人数が多いです。さらに転職エージェントの場合、一般には公開されていない「非公開求人(好条件なことが多い)」まで取り扱っているので、条件が良い傾向にあります。
②転職のプロからサポートを受けられる
転職エージェントであれば、キャリアアドバイザーから、以下の転職サポートを受けられます。
- キャリア相談
- 希望条件に沿った求人提案
- 選考対策(書類添削、面接練習)
- 受けた選考のフィードバック
- 年収交渉
上記のサポートを受けることができて、さらに求人の数も質も多いので、利用するだけで転職活動そのものが有利になるというのが圧倒的メリットです。
Q. 企業が転職エージェントを利用するメリット
より募集要項に合った人材を、工数をかけずに採用できることです。採用しない限り費用が発生しないので、リスクがありません。
- 無名企業でも応募が集まる
- 採用しない限り費用が発生しない
- 転職エージェントが募集管理してくれる
このように、面接以外の採用業務を転職エージェントに外注する形なので時間を取られにくく、採用しない限り費用が発生しないので経済合理性に適っています。
一方で求人サイトの場合、掲載課金なので効果が読みにくく、求人や応募者の管理も自前でやらなくてはいけないので、一度に大量採用する場合以外は使いにくいというのが本音です。
Q. 転職エージェントは複数利用すべき?
はい。複数利用すべきです。
転職エージェントによって保有求人や対応の質が全く異なるので、比較するため、かつより多くの非公開求人を集めるためにも複数利用をお勧めしています。
Q. 転職エージェントは何社利用すべき?
3社利用することをおすすめします。
実際に、転職エージェント利用者向けのアンケート調査でも、利用社数に応じて、転職活動における満足度が大きく変わるという結果となりました。
利用社数 | 満足/成功 | 普通 | 不満/後悔 |
1社のみ | 66.5% (低い) |
24.5% (-) |
8.9% (高い) |
2社 | 70.5% (普通) |
22.2% (-) |
7.3% (普通) |
3社 | 74.3% (高い) |
20.6% (-) |
5.1% (低い) |
4社 | 75.0% (高い) |
20.5% (-) |
4.5% (低い) |
5社以上 | 74.0% (高い) |
22.0% (-) |
4.1% (低い) |
このように、1社のみを利用した場合に比べて、3社以上を利用することで、「満足した割合が10pt近く高くなる」「転職に不満を持っている割合が半分になる」といった差が出ています。
- 1社だと、成功確率が低く、失敗確率が高い
- 3社までは成功確率が上がり失敗確率も下がる
- 4社以上利用しても3社とそう大きな差がない
Q. 登録したら今の会社にバレる?
転職エージェントに登録をしても、転職活動中であることが、今の会社にバレることはまずありません。理由は以下の通りです。
- 企業側は応募前情報を見れないため
応募前に求職者情報を見れるのはエージェントのみ。本人の同意なく、企業側に情報開示されることはない - エージェントが情報管理を徹底しているため
情報漏洩は、人材紹介会社にとって信用リスクが大きい。各アドバイザーにとっても、漏洩のデメリット(懲戒処分)があるので細心の注意が払われる。
特に転職エージェント側の管理不足によって個人情報が漏洩した場合、有料職業紹介事業の許可を取り消されるリスクすらあるので最大限注意されています。
Q. 転職エージェント利用の流れ
基本的にどの転職エージェントも上記の手順を踏んでいくことになりますが、特に重要なのがStep2の初回面談です。今後紹介していく求人の内容をすり合わせる場になので、希望条件や譲れない条件などは事前に整理してしっかりと伝えるようにしましょう。
また、面談は一度限りではなく、必要に応じて随時頼むこともできるので、書類添削や面接対策などをしてほしければ積極的に依頼するようにしてください。
Q. 転職エージェント活用ポイント
転職エージェントを利用する流れの中で、効果的に活用するためのポイントを整理すると、以下のようになります。
- 応募フォームから登録・申し込み
・転職エージェントは複数登録する
・事前に転職活動用のメールアドレスを作る - 担当アドバイザーと面談
・事前に経歴と希望条件を整理しておく
・経歴を盛るとしても嘘にならない程度に
・担当者と合わなければ担当変更を依頼する
・その後、担当者にはこまめに返信する - 選考対策(書類添削、面接練習)
・自分から依頼する
・面接の想定質問を事前に聞いておく
・フィードバックが少ない担当は変更する - 求人紹介、応募
・応募時の推薦文を必ず確認する
・応募企業の業界内での立ち位置を聞く
・むやみやたらに求人へ応募しない
・その企業の退職者から一次情報を集める - 面接、選考フィードバック
・その企業でされやすい質問を聞く
・その企業に聞くべき逆質問を聞く
・選考で見送りになったら対策を依頼する - 内定、入社前後の最終調整
・妥協しない
・言いなりにならず自分で決める
無料かつ短時間で学習できるレベル感は知れているが、体験しながら転職活動を並行してしたい方にはおすすめ
年収400万円以上なら転職エージェント(レバテックキャリアやギークリーなど)で個別に求人を案内してもらった方が、条件が良い求人に出会いやすい